SSLサーバー証明書の持ち込みとは?
共用レンタルサーバーでSSLを利用するときに他社で購入したSSLサーバー証明書を使う(インストール)することを言います。
専用サーバーやVPSサーバーの場合は自由度が高いので他社で購入したSSL証明書をインストールすることは可能なことが多いですが、共用レンタルサーバーの場合はサーバーの仕様などの問題で許可されている場合とされていない場合があります。
他社で取得したSSLを持ち込みできるということは、サーバー移転前にSSL証明書を設定できたりするのでサーバー移転を検討している場合は、選択肢の一つになると思います。
他社購入のSSL証明書がインストールできるレンタルサーバー
SSLサーバー証明書を持ち込みできる共用レンタルサーバーをまとめました。
サーバー名 | SSL持ち込み | CSR生成 | 証明書インストール | 設定費用 |
---|---|---|---|---|
さくらのレンタルサーバ | コンパネ | コンパネ | 無料 | |
WebARENA SuiteX | サイトマネージャ | サイトマネージャ | 無料 | |
アルファメール |
アルファメール プレミアは可 | -- | -- | -- |
CPI | -- | -- | -- | |
iCLUSTA+ by GMO | 代行 | 代行 | 無料 | |
エックスサーバー | -- | -- | -- | |
エックスサーバービジネス | -- | -- | -- | |
heteml | -- | -- | -- | |
ロリポップ! | -- | -- | -- | |
スターサーバー | -- | -- | -- | |
VALUE-SERVER | コンパネ | コンパネ | 無料 | |
CORESERVER | コンパネ | コンパネ | 無料 | |
mixhost | コンパネ | コンパネ | 無料 | |
ConoHa WING | -- | -- | -- | |
カゴヤ・ジャパン | コンパネ | 代行 | 11,000円 | |
ColorfulBox | コンパネ | コンパネ | 無料 |
SSLが持ち込み可能なサーバー会社では、iClusta+・カゴヤを除いてサーバー管理画面(コントロールパネル)からCSRを作成し、サーバ証明書を申請、インストールまで全て自分で行える様になっています。
さくらのレンタルサーバのSSL設定
さくらインターネットでは無料独自SSL(Let's Encrypt)も利用可能ですが幅広いSSLブランドを取り扱っています。
さくらで取得したSSLをはじめ、他社で利用の証明書もインストール可能です。
他社で利用していた証明書をインストールする場合は、証明書とその対となる秘密鍵が必要です。
WebARENA SuiteXのSSL設定
WebARENA SuiteXは以前から他社購入のSSLをインストール可能でしたが、設置は依頼する形でした。
2020年のアップデートでサイトマネージャーから自分で設置することができるようになりました。
それを機に以前は代行設置費が発生していましたが、無料で設置できるようになりました。
サイトマネージャーでCSRを作成すると「受付番号」が発行されます。受付番号はダウンロードしたファイルに記載されています。
証明書のインストールには受付番号は必要になります。
SuiteXでインストールできるSSLは、SuiteXでCSRを作成して取得したSSL証明書のみです。
他社サーバーCSRで取得したSSLはインストール不可です。
iCLUSTA+のSSL設定
iCLUSTA+での他社SSLは「CSRの発行」「サーバー証明書のインストール」を代行しもらう形です。
代行設置の場合も費用は無料です。
CSRの発行に1〜2営業日、証明書のインストールに2〜3営業日かかるようですが、専門スタッフに作業してもらえるので安心感があります。
https://tokushiyo.net/server/gmo-icoud/
ColorfulBox,mixhostのSSL設定
ColorfulBox、mixhostはどちらもサーバーパネルはcPanelを採用していて、ドメインを追加すると自動でSSLが適用されるようになっていますが、自分で設定も可能です。
インストールされたサーバ証明書のステータスが確認できます。
cPanelというサーバーパネルはローカライズされていない部分もあってわかりにくい部分もありますが慣れれば機能豊富で便利なサーバーパネルです。
まとめ
以上、SSLの持ち込みが可能な共用レンタルサーバーについてまとめました。
SSL導入は現在ではマストになっています。
どのようなSSLを導入するか、サーバーの仕様によって導入できる、できないがあるのでかかるコストも鑑みて検討する必要がありますね。