※本記事はラッコ株式会社より依頼があり執筆した記事です。
数々のレンタルサーバーを使ってきた筆者が、ラッコサーバーを使って試した経験を元に、その特長やおすすめポイントを解説します。
ラッコサーバーは他のレンタルサーバーとは異なる優れた特長があります。
サイト売買のしやすさ、大手サーバーに引けを取らないサーバー処理速度、簡単なWordPressブログのスタート機能、そしてスムーズなWordPressサイトの移行ツールなど、ラッコサーバーはウェブ担当者やブロガーにとって非常に魅力的な選択肢になります。
私の実体験を通して、ラッコサーバーの特徴、使用感を説明します。
ラッコサーバーとは
ブログ、アフィリエイトをやっている人なら、無料でキーワード調査ができるラッコキーワードは知っている方も多いのではないでしょうか。
ラッコサーバーは、「ラッコキーワード」を提供しているラッコ株式会社が運営するレンタルサーバーです。
ラッコサーバーは2021年からサービス開始した新興のレンタルサーバーです。
サーバー料金プラン | RK1 | RK2 | RK3 |
---|---|---|---|
利用料月額 (36ヶ月契約) | 330円 | 743円 | 1485円 |
利用料月額 (12ヶ月契約) | 440円 | 990円 | 1980円 |
SSD | 100GB | 400GB | 600GB |
vCPU | 1 | 6 | 10 |
メモリ | 2GB | 8GB | 18GB |
ドメイン | 1 | 無制限 | 無制限 |
ラッコサーバーの特徴
ラッコサーバーは後発のレンタルサーバーだからこそ新しい技術や機能を取り入れており、大手レンタルサーバーと比較しても引けを取らない高性能なサーバー構成です。さらに他社と一線を画す特長を持っています。
それぞれの特長をみていきます。
サイト売却・譲渡がかんたんスピーディにできる
ラッコサーバーは「サイト売買との連携が非常にスムーズにできること」、これはラッコサーバーだけの特長です。
ラッコWebサービスには、「ラッコマーケット」「ラッコ M&A」というサイト売買のサービスがあります。
最近ではサイト売買が活発に行われています。
サイト売買と言うと、アクセスが多い人気サイトでないと売買なんでできないと思ってしまいがちですが、ラッコマーケットでは、数万円程度、10記事程の超小規模サイトも活発に売買されています。
ラッコサーバーのブログは30秒で売り出せる
サイト売買には以下のようなサーバーとドメインの契約、サーバー環境などが関連してきます。
- 売買するサイトがホストされているサーバー契約の譲渡する必要がある
- サイトの売買するとドメインの所有権も変更する必要がある
- サーバー環境やドメイン設定が異なるとサイトの動作に問題が生じる可能性がある
- サイト移行を業者に依頼すると費用が高額になる可能性がある
このようにサイトの売買契約が成立しても、サーバーやドメインの契約譲渡に時間とお金がかかってしまうという問題が発生します。
しかし、ラッコサーバー・ラッコドメインのサイトなら、数項目の入力だけでかんたんにサイトを出品することができ、購入者の支払いが完了すると同時にドメイン・サーバー契約が自動的に譲渡完了となる手軽さ。
サイトの売却にかかる労力が発生しないので、戦略的にサイトを制作して収益化することも可能になります。
既に評価の高いサイトを購入して即座にブログ運営スタートできる
サイト売買を活用してブログを簡単購入することには以下のようなメリットがあります。
- 短期間でブログを立ち上げられる
- 早期に収益化を実現できる
- 既存トラフィックがあるためアクセス数が見込める
- 検索エンジンにランクインがあり、SEOの基盤がある
- 購入ブログには既存のコンテンツがあるので資産となる
- 収益化の時間を短縮し、安定的な収益を獲得できる可能性が高まる
ブログをゼロから始めるのは時間とエネルギーがかかるものです。
ラッコサーバー・ラッコマーケットのサイト売買プロセスを活用することで、ブログ運営のスタートアップ期間が短縮し、ブログ収益化、成功に向けて効率的にステップを踏むことができるのです。
月額330円(36ヶ月契約)〜、高性能でレスポンスが速いLiteSpeedサーバーを採用
ラッコサーバーのサーバープランはRK1〜RK3の3つのプランがあります。
全てのプランで初期費用は無料、30日間の無料お試し期間あり。
サーバー料金プラン | RK1 | RK2 | RK3 |
---|---|---|---|
利用料月額 (36ヶ月契約) | 330円 | 743円 | 1485円 |
利用料月額 (12ヶ月契約) | 440円 | 990円 | 1980円 |
SSD | 100GB | 400GB | 600GB |
vCPU | 1 | 6 | 10 |
メモリ | 2GB | 8GB | 18GB |
ドメイン | 1 | 無制限 | 無制限 |
WordPressの高速表示が期待できるLiteSpeedサーバーを採用
LiteSpeedは高速なウェブサーバーとして知られており、Nginxよりも速いと言われることも。
動的なコンテンツを効率的に処理できるため、mixhostやカラフルボックス、ロリポップ!などでも採用されているウェブサーバーです。
さらにLiteSpeedサーバーの場合、LiteSpeedに完全対応したWordPress高速化プラグイン「LiteSpeed Cache」で、WordPressサイトのパフォーマンスを向上させることが簡単にできます。
セキュリティやバックアップも万全
ラッコサーバーの機能はウェブサイトの高速化だけでなく、バックアップ、セキュリティ機能も完備しています。
- 無料独自SSL
ドメインを追加すると自動で設定されるので手間なし
SSLはComodo SSL - 30日間の自動バックアップ/復元
自動バックアップのほか、任意のタイミングで手動バックアップも可能 - 統合型セキュリティImunify360搭載
AI技術で未知のマルウェアにも対抗する次世代のセキュリティオプション
ラッコサーバーではサーバーコントロールパネルはcPanelを採用しているため、使える機能も多機能です。
cPanelを使ったことがある人なら、使い方は問題ないでしょう。
サポートはマニュアルとメールのみ
ラッコサーバーのサポートは問い合わせフォームのみになります。
問い合わせの回答は「3営業日以内(通常1営業日以内)」となっています。(営業時間は平日 10:00~19:00)
平日の日中に、サーバーの仕様についてわからない点を問い合わせフォームから問い合わせをしてみたところ、当日中、問い合わせしてから3時間ほどで回答をもらうことができました。
オンラインマニュアル・よくある質問は、他社と比較しても充実している方ではないかと思います。
なのでだいたいの疑問点や操作方法はヘルプページで解決するのですが、ヘルプページだけで解決できなくて問い合わせしても早く返答をもらえるので安心感があります。
最速5分でWordPressブログが始められる
初心者でも簡単・安心、かんたんブログスタート
ラッコサーバーのかんたんブログスタートを利用すると、
1. サーバー申し込み
2. ドメイン取得
3. WordPressインストール
4. 独自ドメインSSL設定
までワンストップで完了することができます。→最短5分でWordPressブログを始めることができる
複数ブログ運営にも最適な機能
RK2プラン以上はドメインに追加が無制限です。
サーバー契約後でもWordPress追加が簡単にできるWordPress自動インストール機能があるので、ドメイン追加からWordPressインストール、SSL設定までも簡単に行えるので複数サイト運営も効率的に行うことができます。
但し、WordPress自動インストールでは、ドメイン直下にインストールされるのみで、サブディレクトリへのインストールには対応していないようです。
サイト複製機能でドメイン間のサイト移行も簡単に行えます。
SSLありでもOK、かんたんにWordPressが移行できる
他社からラッコサーバーへ移転する際のツールも標準で提供されています。
- WordPressのログイン情報を使ったかんたんサーバー移行
- FTPを使ったかんたんデータ移行
WordPressのログイン情報を使ったかんたんサーバー移行
「かんたんWordPress移行」は、WordPressのログイン情報を入力するだけでかんたんにでデータ移行ができる機能です。
データベースをエクスポートしたり、容量を気にしながらプラグインでデータ移行をしなくても、文字通りかんたんにデータ移行することができます。
かんたんWordPress移行を使ったサイト移転の流れは以下の記事で解説しています。
ラッコサーバー「かんたんWordPress移行」は本当に簡単に移行できる!移行手順を解説。
FTPを使ったかんたんデータ移行
もしかんたんWordPress移行で失敗してしまった場合でも、FTPによるデータ移行という方法もあります。
FTPサーバーを使ってデータを移行するので、かんたんWordPress移行よりは時間がかかる場合がありますが、成功率は高くなります。
SSLサイトでもダウンタイムなしで移行できる
通常、https://~からはじまるSSLサイトをサーバー移転する場合、サーバー切り替え時にSSLが無効になる時間(ダウンタイム)が発生してしまいます。※一般的に数分〜数時間程度
このようなSSLが無効になってしまう状態を回避するには、複雑な作業を必要とするのでサーバー移転の初心者にはハードルが高い作業になります。
しかしラッコサーバーなら、ダウンタイムを回避してサイト移転前にSSL対応できるようにする「事前SSL認証」機能が備わっています。
下記記事では、事前SSL認証を使ってSSL化したWordPressサイトをラッコサーバに移転する方法を解説しています。
参考記事 ラッコサーバー「かんたんWordPress移行」は本当に簡単に移行できる!移行手順を解説。
ラッコサーバー実際に使用してみて感じたメリット・デメリット
ラッコサーバーのメリット・デメリットをまとめます。
- サイトを売るのも買うのもかんたんにできる
- かんたんWordPress移行+事前SSL認証でダウンタイムなしでかんたんにサイト移転できる
- お試し期間が長い(30日)
- 自動バックアップ・復元できる期間も長い(30日)
- LiteSpeedサーバーxLiteSpeed Cacheでブログが速くなる
今回私はラッコサーバーへは他社レンタルサーバーから「かんたんWordPress移行」を使ってサーバー移転を行いました。
「かんたんWordPress移行」ならデータベースや大量のファイルを手動で移行する手間がなく、WordPressのログイン情報だけで簡単にデータを移行することができました。
さらにサーバー移転前のSSL事前発行もスムーズにできたので、ダウンタイムなしで1時間かからず、すべての作業ができました。
かんたんWordPress移行でサーバー移転する方法を以下の記事で解説しています。
参考記事 ラッコサーバー「かんたんWordPress移行」は本当に簡単に移行できる!移行手順を解説。
サーバー管理画面の操作性は、サーバー独自のメニューとcPanelの操作とが混在しているので、慣れないうちはわかりにくいかもしれません。
でも、お試し期間が30日と長く、お試し期間中でも機能の制限はほぼありません。(お試し期間中はメール送信が1時間あたり10件に制限される)
本契約とほぼ同じ状態でサーバーを利用することができるのがいいところです。
- 新しいサービスなのでネット上の情報が少ない
- プランのダウングレードができない(→今後対応される予定あり)
- 電話サポートがない
ネット上にラッコサーバーの情報が少ないというのは、サービス年数から見て仕方がないことかもしれません。今後に期待したいところですね。
しかしラッコサーバー公式のヘルプページはLiteSpeed Cacheの使い方や、かんたんWordPress移行だけでなくプラグインをつかった移行方法なども丁寧な解説があります。
ラッコサーバーのサポートはメールのみになっています。(対応は平日10〜19時)。手厚いサポートが欲しい場合にはデメリットに感じるかも。
但し、私が実際に何度か問い合わせフォームから問い合わせをしたところ、すべて当日中に回答をもらえたので対応スピードは速いと感じました。
またマニュアルやよくある質問が充実しているので、問い合わせ前に疑問が解決することも多かったです。
まとめ
以上、ラッコサーバーの特徴と実際に使用して感じたメリット・デメリットを解説しました。
ラッコサーバーはサイトの売買やサイト譲渡が簡単かつスピーディに行える点や、高速で安全なLiteSpeedサーバーの利用、ブログの移行がかんたんに行えることは、ブロガーはもちろんサイト売買で収益化したいと考えている人に非常に魅力的な選択肢となります。
ラッコサーバーを活用することで、ウェブ運営をより効率的に成功に近づけることができるでしょう。新しいレンタルサーバーを検討中の方は、ラッコサーバーをぜひ検討してみてください。
サーバー料金プラン | RK1 | RK2 | RK3 |
---|---|---|---|
利用料月額 (36ヶ月契約) | 330円 | 743円 | 1485円 |
利用料月額 (12ヶ月契約) | 440円 | 990円 | 1980円 |
SSD | 100GB | 400GB | 600GB |
vCPU | 1 | 6 | 10 |
メモリ | 2GB | 8GB | 18GB |
ドメイン | 1 | 無制限 | 無制限 |