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WordPressをサーバー移行する方法。プラグイン・手動でやる手順

2023-11-18

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WordPressをサーバー移行する方法。プラグイン・手動でやる手順

ソラミ♪

Webエンジニアをやりつつ、デザインにも携わる株式会社コムワークの中の人。WordPress、Adobeアプリ、カワウソ好き。 2015年から当ブログ運営|2008年からGmail使用中|WordPress制作10年以上|15社以上のレンタルサーバー利用経験|100件以上のドメイン取得運用|サイト・ドメイン移転多数 »  もっとくわしく

WordPressを始めるために選んだサーバーが期待通りのサポートやパフォーマンスでなかった時、またサイトが成長して、トラフィックが増加するにつれて、よりハイスペックなサーバー環境が必要になることがあります。

WordPressのサーバー移行は初めての方にとっては少し難しく感じるかもしれません。

ここではプラグインを使った手軽な方法から、手動での移行手順、移行代行を依頼する方法まで、それぞれの移行手順とメリットデメリットを紹介します。

本記事での「WordPressのサーバー移行」はドメインはそのまま引き継いでWordPressを他社サーバーへ移行することを想定しています。

WordPressのサーバー移行方法は4つ

WordPressをサーバー移行する方法は以下の4つの方法があります。

それぞれの方法ごとに難易度とかかる費用の度合いも比較しています。

方法難易度かかる費用
1. プラグインを使って移行する
2. 手動で移行する
3. サーバーのWordPress移行ツールを使う
4. 移行代行を依頼する
WordPress移行方法の比較

プラグインを使って移行する

プラグインを使ってWordPress移行する場合のメリットとデメリットをあげています。

プラグインによるWordPress移行するメリット

  • 直感的に操作でき、データ移行が簡略化されて初心者でも使いやすい
  • 手動での作業に比べて、手間と時間が大幅に削減できる

プラグインによるWordPress移行のデメリット

  • 移行プラグインが大量のデータを処理する際、サーバーに負荷がかかりサーバーエラーが起きる場合がある
  • プラグインによって無料でできる範囲に制限がある
  • 他のプラグインとの競合により正しく動作しない場合がある
  • 不正なプラグインを使用するとセキュリティに悪影響が及ぶ可能性がある

総じて、プラグインを使って移行する方法は、手動での移行よりも簡単・迅速なに移行することができます。ただし、WordPressの容量や特定のケースでは手動移行が適していることもあります。

また、不正な利用や脆弱性が見つかるリスクがあるため、信頼性のあるプラグインを選択することが重要です。

WordPress移行におすすめのプラグイン

WordPressには様々な移行プラグインがリリースされています。

以下にWordPress移行において信頼性が高く、評価の高いプラグインを紹介します。

Duplicator

DuplicatorはWordPressサイトをクローン化するのに優れています。

サーバー間の移行だけでなく、ローカルやステージング環境への移行、本番へのリリースなどにも対応。

エクスポートしたファイルを新しいサーバーにアップロードし、設定ウィザードに従ってインポートするだけで、手軽に移行できます。

無料でも十分な機能を持っていますが、有料Pro版は、WordPress.comからの移行やマルチサイトにも対応しています。

All-in-One WP Migration

All-in-One WP Migrationは非常に使いやすく、エクスポートとインポートのプロセスを簡略化してくれます。

無料版だとアップロードファイルのサイズに上限あり(512MB)。無制限にするためには有料版が必要です。

UpdraftPlus

UpdraftPlusはGoogleドライブなどクラウドストレージへのバックアップを作成するためのプラグインとして知られています。

UpdraftPlusはそのバックアップを新しいサーバーへのリストアにも使用できます。バックアップからのリストア手順が簡単です。

Migrate Guru

Migrate Guruは特に大規模なサイトを移行する際に強力なプラグインです。最大200GBまでのサイトをサポートします。

サイトの移行プロセスはMigrate Guru上のサーバーで行われるため、自分のサーバーへの負荷を心配する必要はありません。手軽に使え、サーバーへのダウンタイムも最小限に抑えます。

マルチサイトの移行にも対応。

手動でのWordPress移行

以下の様な状況の場合、プラグインや移行ツールに頼らず手動で移行することが適しています。

  1. 大規模なサイトやデータベース:
    移行プラグインでは処理しきれない大容量のデータや複雑な構造がある場合
  2. 特定の要件やカスタマイズが必要な場合:
    サイトが特定の要件やカスタマイズを必要とする場合
  3. 独自のセキュリティ対策が必要な場合:
    企業サイトなど独自のセキュリティルール、対策が必要な場合
  4. 特定のプラグインが移行に対応していない場合:
    サイトが特定のプラグインやテーマに依存しており、移行プラグインではサポートされていない場合

手動移行はプラグインを介さないので、データの選択的な移行や特定の要件に合わせた調整が可能で、サイトごとの要件に柔軟に対応できます。

反面、プラグインに比べて手間がかかり、時間を要すとともに高度なスキルが求められる場合もあるため難易度は高いと言えます。

プラグインなしでWordPressを移行する手順

手動でWordPressを移行する、一般的な手順は以下の様になります。

  1. 移行元サーバーのWordPressファイルを全てダウンロードします。
  2. 移行元サーバーでデータベースのエクスポートを行います。
  3. 移行先サーバーにダウンロードしたWordPressファイルをアップロードします。
  4. 移行先サーバーでデータベースを作成し、エクスポートしたデータベースをインポートします。
  5. wp-config.phpを新しいデータベースの情報に更新します。

サーバー会社が提供する移行ツールを使う方法

最近はレンタルサーバー会社でWordPress移行が簡単に行えるツールを提供しているところが多くなりました。

サーバー会社のWordPress移行ツールを使うメリット

  • スキル不要、WordPressのログイン情報だけで自動的にサイトコピーをしてくれる
  • ファイルやデータベースをいじる必要なし
  • マニュアルあり、不安な場合はサーバーサポートを受けることができる

サーバー会社のWordPress移行ツールのデメリット

  • 利用中のプラグインやテーマなどによっては移行エラーになる場合がある
  • マルチサイトには対応していない
  • ファイル容量、データベース容量が大きいと非対応になる
  • wp-content以外に設置されているファイルは移行されない場合がある
  • 移行エラーはサポートされない場合がある

WordPress移行ツールがあるレンタルサーバー

WordPress移行ツールを提供しているレンタルサーバーを紹介します。

  • エックスサーバー
  • エックスサーバービジネス
  • シンレンタルサーバー
  • ConoHa WING
  • ラッコサーバー
  • ColorfulBox
  • CPIレンタルサーバー

エックスサーバー:WordPress簡単移行

エックスサーバー には移行元のWordPressログイン情報を入力するだけで移行ができる「WordPress簡単移行」機能があります。

他社からの移行だけでなく同じサーバー内からの移行にも対応しています。

公式サイト エックスサーバー
詳細記事 使用歴10年以上!エックスサーバーの使用感とメリット・デメリット

ConoHa WING:WordPressかんたん移行

ConoHa WINGでは、WordPressかんたん移行機能があります。ConoHaの場合は、ConoHa独自のキャッシュクリアプラグインやテーマも同時にインストールすることができます。

公式サイト ConoHa WING
詳細記事 ConoHa WINGの特徴!実際に使ってみたレビュー

ラッコサーバー:かんたんWordPress移行

ラッコサーバーでは、WordPressログイン情報だけで手軽にできる「かんたんWordPress移行」のほか「FTP情報で移行」が提供されています。

FTP情報での移行は、手動でWordPress移行をするよりも簡単で、移行の成功率が高いのでお勧めです。

公式サイト ラッコサーバー
詳細記事 ラッコサーバーの特徴!実際に使ってみたレビュー

移行代行を依頼する(有料)

WordPressを移行する手段の最後は、移行代行サービスを利用することです。

WordPress移行の代行サービスは以下の様な形で提供されています。

  • レンタルサーバー会社が提供している移行代行サービス
  • 一般企業が代行サービスを行なっている

どちらの場合もほぼ有料サービスとなります。

※レンタルサーバーのキャンペーンなどで無料キャンペーンを行なっている場合があります。

レンタルサーバーのWordPress移行代行サービス

会社名代行費用作業日数
エックスサーバー 33,000円5営業日
Xserverビジネス(10件まで)無料
(11件以降)16,500円
5営業日
ConoHa WING(基本料金)7,678円
(SSLサイトの場合)3,630円
3営業日〜
カラフルボックス14,080円作業希望日に基づく
ラッコサーバー16,500円1日~3日程度
mixhost10,890円5営業日
さくらインターネット11,000円
ビジネスプラン/ビジネスプロプランのみ
約1カ月
ロリポップ!33,000円2~6営業日
レンタルサーバー各社のサーバー移転代行サービス一覧

レンタルサーバー会社の提供するWordPressの移行代行サービスは
・WordPress.comからの移行には非対応
・マルチサイトは非対応
・WordPress以外のデータは移行されない

などの制限があります。

またドメインも一緒に移管したいと思っていても、ドメイン移管まではやってくれません。

専門の移転代行業者へ依頼する

技術的な知識がない場合や、時間がない場合は、専門の業者に移行作業を依頼することも可能です。

料金は業者によりますが、安心して任せられる一方で、自分で行うよりも費用がかかることを覚悟してください。

多少費用がかかっても、サーバーもドメインもすべての移行作業を丸投げしたいという場合には、一般企業による移転代行サービスなら対応してもらえる場合が多いです。

サービス名移行費用納期事故補償
WordPress専門のサーバー移転代行「サイト引越し屋さん」38,500円〜約2週間あり

WordPress専門のサーバー移転代行「サイト引越し屋さん」の場合、無料ブログやWix、MovableTypeなどからWordPressへ移行も対応しています。

WordPressのサーバー移行は、初めての方には難しく感じるかもしれませんが、上記の方法を参考にすれば、スムーズに移行することができます。

どの方法が最適かは、あなたのスキルや移行までの時間、予算によります。

いずれの方法を選んでも、移行前に必ずバックアップを取ることを忘れないでください。

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