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ラッコサーバー「かんたんWordPress移行」は本当に簡単に移行できる!移行手順を解説。

2023-10-27

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ラッコサーバー「かんたんWordPress移行」は本当に簡単に移行できる!移行手順を解説。

ソラミ♪

Webエンジニアをやりつつ、デザインにも携わる株式会社コムワークの中の人。WordPress、Adobeアプリ、カワウソ好き。 2015年から当ブログ運営|2008年からGmail使用中|WordPress制作10年以上|15社以上のレンタルサーバー利用経験|100件以上のドメイン取得運用|サイト・ドメイン移転多数 »  もっとくわしく

※本記事はラッコ株式会社より依頼があり執筆した記事です。

WordPressの引越し作業はWebデータ以外にもデータベースを引越ししなければならず、初心者や知識がない人にはハードルが高い作業です。

でもラッコサーバーではSSL化したWordPressサイトでも、ダウンタイムなしで他社からかんたんに移行できるツールが提供されています。

この記事では実際にラッコサーバー「かんたんWordPress移行」を使って他社からSSLありのWordPressサイトを移行する手順を解説します。

このような人におすすめの記事です

  • WordPressの引越しは初めてだから不安
  • WordPressの移行を簡単に済ませたい
  • SSが無効になる期間(ダウンタイム)なしで最新サーバーに移行したい

ラッコサーバー「かんたんWordPress移行」とは

移行元WordPressのログイン情報を入力するだけで、WordPressをかんたんに移行することができます。

  • 必要な情報はサイトURLとWordPressのログイン情報だけ
  • よくわからないデータベースを触らなくてもデータ移行できる
  • サーバーお試し期間中でも実行可能
  • ラッコサーバー同士でもデータ移行が可能

ただし、以下に当てはまるWordPressは「かんたんWordPress移行」に対応していません。

  • サブディレクトリのWordPress
  • マルチサイト
  • WordPress.com

WordPress移行から完了までの手順

  1. かんたんWordPress移行でWordPressデータを移行する
  2. 事前SSL認証
  3. ネームサーバー変更

移行は3ステップのみで完了します。各項目ごとに手順をみていきます。

かんたんWordPress移行でWordPressデータを移行する

かんたんWordPress移行の作業は本当にかんたんです。必要な入力項目は3つのみ。

1. 移行方法の選択

WordPressを移行する方法を選択します。

  • WordPressログイン情報で移行する
  • FTP情報で移行する
  • ラッコサーバー契約間で移行する

他社からラッコサーバーへ移行する場合は、「WordPressログイン情報で移行する」か「FTP情報で移行する」のどちらかを選びます。一番手軽に移行できるのが、「WordPressログイン情報で移行する」です。

でも現行サーバーのセキュリティ設定や使っているプラグインなどの影響で、移行がうまくいかない場合があるのでそういった場合は、「FTP情報で移行する」を使って移行します。

2. 移行元WordPress情報の入力

移行するWordPressのURLとログイン情報を入力します。ログイン情報は管理者権限があるユーザーの情報です。

3. ラッコサーバーの契約プランを選択

最後に移転先ラッコサーバーの契約プランを選択します。

おすすめのプランはドメイン無制限の月額990円(12ヶ月)のRK2です。

移行開始ボタンをクリックするとデータの移行がスタートします。

移行完了

移行開始すると、早ければ数分〜10分程度で移行完了します。(データの量によって時間が変わります)

移行処理一覧ページで、処理状況が確認できます。

問題なければ処理完了になり、成功と表示されます。

移行に失敗した時にチェックすること

かんたんWordPress移行が失敗してしまった場合、以下の点を確認してみます。

  • セキュリティ関係のプラグインがある場合は無効にしておく
  • 移行元・移行先ともに十分な空きディスク容量があるかどうか
  • php.iniの値を適切な値に変更する
  • 大量の画像ファイル、テーマファイルなどがある場合は失敗する場合がある
  • 古いバージョンのWordPress、PHPを使っている場合はバージョンアップする

セキュリティ関係のプラグインがある場合は無効にしておく

SiteGurad、All in One Security & Firewall、Wordfenceなどセキュリティ関係のプラグインをインストールしているとかんたん移行に失敗する可能性が高いです。

一旦プラグインを無効にしておきます。

移行元・移行先ともに十分なディスク容量がある必要がある

移行元サーバー、移行先サーバーともにディスク容量に十分な空き容量がないと移行に失敗してしまう場合があります。

移行元のディスク容量には現在使用している容量の倍の空き容量が必要とのことです。

移行先サーバーにもディスク容量が不足すると移行に失敗してしまう場合があるので両サーバーの空き容量を確認をしておきます。

php.iniの値を適切な値に変更する

php.iniの以下の値が小さい場合、移行に失敗する場合があります。

  • memory_limit
  • post_max_size
  • upload_max_size

「-1」(無制限)に設定するか、大きい値に変更しておきます。

不要なファイルは削除しておく

wp-contentディレクトリの容量が極端に大きい場合、移行用データファイルの作成に時間がかかってしまい、データ移行に失敗してしまう可能性があります。

不要なファイルは削除しておきます。(プラグインが作成したバックアップファイルなど)

古いバージョンのWordPress、PHPを使っている場合はバージョンアップする

かんたんWordPress移行は、WordPress 4.7以上、PHPバージョンは5.3以上である必要があります。

上記バージョンより低い場合はアップデートをしてからかんたんWordPress移行を行います。

かんたんWordPress移行では移行されないファイル

  • .htaccessは移行されない
  • 「/wp-contentの外に独自に設置されたファイル」、「WordPressの構成ファイル」をカスタマイズしている場合

事前SSL認証

WordPressのデータ移行が終わったら、SSL証明書を事前に発行する作業を行います。

サーバー移行時のSSL証明書の扱い

サーバーを移行する際、SSL証明書を正しく動作させるためには新しいサーバーでのネームサーバー設定が必要です。

通常レンタルサーバーでは、SSL証明書は個別のドメインごとに認証されるため、新しいサーバーがドメインを正しく指すように設定されていないと、SSL証明書の有効化に失敗しエラーが発生します。ダウンタイムが発生する

ラッコサーバーでは、このダウンタイム(サイトが正常に表示されない期間)を発生させないために「事前SSL認証」機能があります。

事前SSL認証を使ってSSL証明書を設定する方法を解説します。

認証方法を選択する

サーバー管理からサーバーアカウントを選択します。

事前SSL認証をクリックします。

対象のドメインを選択します。

事前SSL認証のウィンドウが開くので、「Let's Encryptの利用規約に同意する」にチェックを入れ、「ファイル認証」か「DNS認証」のいずれかを選択します。

  1. ファイル認証
    指定されたファイルを、指定されたURLでアクセスできるように移行元サーバーに設置します。(比較的簡単
  2. DNS認証
    指定された文字列をDNSレコードに追加する方法です。(移行元サーバーによってはDNSレコード編集できない場合があります)

まずは、推奨されているファイル認証を選択します。

ファイル認証の方法

認証用ファイルダウンロードからファイルをダウンロードします。

ファイルはwwwあり、wwwなし用の2つのファイルです。

「設置URL」に書かれているURLでファイルがアクセスできるように、移行元サーバーに設置します。

ファイルを設置するのはラッコサーバーではなくて移行元のサーバーです。

ファイルをサーバーへ設置完了するまで、このウィンドウは閉じずにこのままにしておきます。
(閉じてしまうとURLが変わってしまいます)

認証をクリックして、問題なければ事前SSL認証は完了です。

DNS認証の方法

ファイル認証でうまくいかなかった場合はDNS認証を使って認証を行います。

表示された2種類のTXTレコードをドメインのDNSレコードに追加します。

TXTレコードを追加するのはラッコサーバーではなくて移行元のサーバーです。

  • レンタルサーバーでDNSレコードの編集ができる必要があります。
  • お名前.comなどでDNSサーバーを利用している場合はそちらに追加します。

エックスサーバー でTXTレコードを追加する場合

エックスサーバー ではDNSレコードの編集が可能です。エックスサーバーで運用中のドメインにTXTレコードを追加するには、以下のようになります。

サーバーパネルのDNSレコード設定を選択します。

当該ドメインを選択後、DNSレコードの追加画面で入力し保存します。

ConoHa WingでTXTレコードを追加する場合

ConoHa WINGで、TXTレコードを追加するには管理画面のDNSから行います。

「+」をクリックして値を追加できます。以下のようにTXTレコードを入れて保存します。

ファイル認証またはDNS認証で事前にSSL証明書を発行できたら、ダウンタイムが発生せずにサーバー移行ができるようになります。

あとはネームサーバー変更のみです。

ネームサーバー変更

サイトデータのちゃんとされているか確認したら、あとはラッコサーバーのネームサーバーに切り替えるだけです。

ns1.rakko.zone
ns2.rakko.zone

まとめ

今回、私はConoHa WINGで運用していたWordPerssサイトをラッコサーバーへ「かんたんWordPress移行」を使って実際にサイト移行をしてみました。

データの移行は、特にエラーもなく終わったので、10分もかからなかった感じです。

※移行するブログにはセキュリティプラグインのWordfenceをいれていたので、移行する直前にプラグインを無効にしておきました

事前SSL認証はファイル認証を行いました。

設置URLにかかれているディレクトリは存在しなかったので、自分で作成してファイルを設置後、認証してOKでした。

今回の移行作業はつまづくことなくスムーズにできたので、すべての作業が1時間もかからずに終わって本当にかんたんだったなと実感しました。

古いサーバーを使っている場合は、今回のようにスムーズにはいかないかもしれません。

「かんたんWordPress移行の注意事項」をチェックしてから移行を行えばほとんどの場合、移行は成功するのではないでしょうか。

かんたんWordPress移行の注意事項

  • セキュリティ関係のプラグインがある場合は無効にしておく
  • 移行元・移行先ともに十分な空きディスク容量があるかどうか
  • php.iniの値を適切な値に変更する
  • 不要なファイルは削除しておく
  • 古いバージョンのWordPress、PHPを使っている場合はバージョンアップする

ラッコサーバーの場合、もし「かんたんWordPress移行」に失敗した場合でも、FTPでの移行という方法も用意されているので安心できます。

以上のように、ラッコサーバーの「かんたんWordPress移行」機能を利用することで、サイト移行が驚くほど簡単に実行できます。

他社からのサーバー移行に不安を感じている方も、手順に従って移行するだけで、スムーズにラッコサーバーへの移行が可能です。

本記事の手順を確認いただき、サーバー移行時の手間やストレスを最小限に抑えてください。

サーバー料金プランRK1RK2RK3
利用料月額
(36ヶ月契約)
330円743円1485円
利用料月額
(12ヶ月契約)
440円990円1980円
SSD100GB400GB600GB
vCPU1610
メモリ2GB8GB18GB
ドメイン1無制限無制限
ラッコサーバーの料金プラン

ラッコサーバー公式サイト

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