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Proton Mailとは? 安全性と使い方、無料で1GBにする方法

2024-05-19

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Proton Mailとは? 安全性と使い方、無料で1GBにする方法

ソラミ♪

Webエンジニアをやりつつ、デザインにも携わる株式会社コムワークの中の人。WordPress、Adobeアプリ、カワウソ好き。 2015年から当ブログ運営|2008年からGmail使用中|WordPress制作10年以上|15社以上のレンタルサーバー利用経験|100件以上のドメイン取得運用|サイト・ドメイン移転多数 »  もっとくわしく

Proton Mail(プロトンメール)は送受信される全てのメールをエンドツーエンド暗号化するセキュリティとプライバシーを重視したフリーメールサービスです。

この記事を読むと以下のようなことがわかります。

  • Proton Mailとは?安全性は?
  • 無料でできること、有料プランとの比較
  • 無料で容量を500MBから1GBにする方法

それではProton Mailの特長と使い方について深掘りしていきます。

Proton Mailとは?

https://proton.me

Proton Mailは、スイス・ジュネーブに本社があるProton AGがサービスを提供しているメールサービスで、2014年からスタートしています。

2022年には大幅にリニューアルして、Proton Mailほか以下の機能がある総合的なサービスProtonになりました。

  • Proton Mail
  • Proton VPN
  • Proton Drive
  • Proton Calendar

Protonの公式サイトは英語のみですが、アプリは日本語対応しています。

Proton Mailの安全性

冒頭でお伝えした通り、Proton Mailはエンドツーエンド暗号化に対応したセキュリティとプライバシーを重視するメールサービスです。

GmailやOutlookなど巨大企業が提供するフリーメールサービスは、無料で大容量(1アカウント15GB)のストレージが使えて使い勝手がいいものです。

しかしその便利さと引き換えにユーザーのプライバシーが侵害されているという懸念があるのも事実です。

上記は2013年ごろのことで、2017年にはGoogleはGmail無料ユーザーに対しても広告目的でGmailをスキャンすることは完全に停止したとしています。しかしユーザーの利便性向上のためのスキャンは現在も行なっているとのこと。
ただし、自動化されたアルゴリズムによるもので人の手を介していない、またGmail内の個人情報に基づいて広告が表示されることはないと発表しています。Google Blogより

Is Gmail secure?(Proton Blog)

Proton Mailは、以下のようなプライバシーファーストの特長を持っています。

  • エンドツーエンドの暗号化
    Proton Mailユーザー同士のメール送受信は自動でエンドツーエンド暗号化される
  • データへのゼロアクセス
    Protonサーバー内のデータはすべて暗号化されていて、ユーザー本人のみがアクセスできる
  • パスワード・有効期限付きメール
    Proton Mailユーザー以外へのメール送信はパスワード設定することで安全に送信することができる
  • オープンソース
    Proton Mailをはじめとしたアプリはすべてオープンソース化されていてコードが公開されている

自分のプライバシーを守りたい人にとって、Proton Mailは最適なサービスと言えます。

Proton Mailの機能

Proton Mailの主な機能は以下の通りです。

  • アカウント作成に電話番号は不要
  • 広告表示なし
  • メールアドレスは@proton.me@protonmail.comが選択可能
  • デスクトップ、Android、iPhoneアプリが利用できる
  • 迷惑メールほか、フィルタ機能
  • フォルダ・ラベル作成が可能
  • メール送信予約機能
  • ワンクリックで他社メールサービスからメールをインポートできる
  • IMAP/SMTPサポート(有料プランのみ)
  • 独自ドメインをセットアップする(有料プランのみ)

Proton Mailのウェブ版UIはGmailに似ています。Gmailを使い慣れた人なら迷わず操作できる感じです。私もそうでした。

Proton Mail ウェブ版UI

無料でできること・有料プランとの比較

Proton Mailは、有料メールサービスですが無料でも利用することができます。(無料プランは利用範囲に制限あり)

有料プランと無料プランの機能を比較します。

プランProton FreeMail PlusProton Unlimited
価格無料4.99ユーロ/月
47.88ユーロ/年
12.99ユーロ/月
119.88ユーロ/年
容量500MB(最大1GB)15GB500GB
メールアドレス11015
独自ドメインの
メールアドレス
13
1日あたり
メール送信数
150件無制限無制限
添付ファイル25MB25MB25MB
自動返信
自動転送
フォルダ作成3無制限無制限
ラベル作成3無制限無制限
フィルター機能1無制限無制限
迷惑メール自動削除
連絡先暗号化
Proton Mail Bridge
スマホアプリ
デスクトップアプリ
VPN1110高速
カレンダー32525
Proton Pass
一部制限あり
ProtonMail 個人ユーザーの料金プラン

※Proton Mail Bridgeは、OutlookやThunderbirdなどデスクトップ版のメールクライアントでエンドツーエンド暗号化使えるようにする機能です。

無料プランのままだとちょこちょこ使いづらい点があります。

しかし、Proton Mailは広告表示がありません。つまり広告収入がないので有料プランユーザーの支払う料金のみがProtonの収益ということになります。

なので無料で使える範囲が狭いのも仕方がないですね。

無料で容量を500MBから1GBにする方法

Protonに無料登録すると、最初は500MBしか容量がありません。

しかし、以下の操作を完了するとメールストレージ1GBを獲得することできます。

  1. Proton プライバシー機能を閲覧
  2. GmailをProtonに自動転送する
  3. SNSや大手ECサイトのログインをProtonメールアドレスに変更する
  4. Proton Mailのアプリを入手する

順番に説明していきます。

Proton プライバシー機能を閲覧

まず、Protonサイトからサインインして、Web版のProton Mailに入ります。

https://account.proton.me/login

受信トレイ中央にある4つのステップを順番にこなしていくだけです。

私がやった時には最初の「プライバシー機能を閲覧する」は既にチェックが入っていました。

もし既に受信トレイにメールがいっぱいある場合は、左サイドバーにあると思います。

GmailをProtonに自動転送する

2番目はGmailをProtonに自動転送する設定です。「Googleでサインイン」をクリックします。

対象のGoogleアカウントを選択して認証します。

Gmailからメールをインポートする期間を選択して「インポート開始」します。

インポートされるのを待ちます。

SNSや大手サイトのログインをProtonメールアドレスに変更する

3番目は、大手サイトのログインをProtonアドレスに変更することです。

Apple, Amazon, Facebookと並んでいます。私の場合はNetflixにしました。

「メールアドレスを変更」をクリックするとNetflixのサイトへ飛ぶので、アカウント設定からメアドを変更します。

メアド変更が完了したら「完了」ボタンを押せばステップ3は完了です。

Proton Mailのアプリを入手する

最後4番目は、Proton Mailのスマホアプリをインストールです。

アプリをインストールして、ログインするところまでやります。

Proton Mail - Encrypted Email

Proton Mail - Encrypted Email

posted withアプリーチ

1GBボーナス獲得

再度、Web版のProton Mailに戻ると、「1GBのロックを解除しました」とメッセージが表示されます。

まとめ

以上、Proton Mailの安全性や機能についてまとめました。

  • エンドツーエンド暗号化
  • ゼロアクセス(暗号化したデータしか保持しない)
  • スイスの厳格なプライバシー法に守られている
  • オープンソースによるサービスの透明性と信頼性
  • ノーログポリシー

メールの送受信やネット上でのデータのやり取りする上で、プライバシー・セキュリティは十分に配慮する必要があります。

上記機能を備えたProton Mailを利用することは、プライバシーとセキュリティを重視するユーザーにとって大きなメリットがあります。

無料版でも十分に多くの機能を利用できますが、さらに使いやすくカスタマイズしたり追加機能やストレージが必要な場合は、有料版への投資は十分に価値があると言えるでしょう。

Proton Mailをはじめ、電話番号なしで登録可能なフリーメールサービスを比較した記事も併せてご覧ください。

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