本記事ではシンレンタルサーバーの料金とプランについて詳しく解説します。
- シンレンタルサーバーを検討中の人
- シンレンタルサーバーのおすすめプランを知りたい人
- シンレンタルサーバーの料金プランの違いを知りたい人
におすすめの記事となります。
シンレンタルサーバーとは
Xserverのシステムをベースに超高速WordPress実行環境KUSANAGIを搭載した高性能サーバーでありながら、リーズナブルな料金体系が魅力のレンタルサーバーです。
安定性重視のXserverであるのに対し、新しい技術をどんどん取り入れていくのがシンレンタルサーバーです。どちらも優れたレンタルサーバーですが、この記事ではコスパの良さが際立つシンレンタルサーバーの料金プランに焦点を当てています。
Xserverとシンレンタルサーバーの違いを知りたい方はこちらの記事が参考になります。
シンレンタルサーバーの料金プラン
シンレンタルサーバーには大きく分けて、通常プランとビジネスプランがあり、それぞれにベーシック/スタンダード/プレミアムの3つが設定されています。
結論から言うと、シンレンタルサーバーのおすすめ料金プランは通常プラン・ベーシックです。
なぜなら、通常プラン・ベーシックはシンレンタルサーバーの最安プランですが、価格が安くても同等性能の他社を比べても十分な性能を備えています。
個人でのブログ利用であれば、通常プラン・ベーシックが最適、ウェブでのビジネスを重視している法人や多数フォロワーを抱えるインフルエンサーであれば、より高い安定性のビジネスプランが良いでしょう。
通常プランとビジネスプランの違いは後述にて説明しています。>> 通常プランとビジネスプラン比較 にジャンプする
それでは、シンレンタルサーバーの料金プランを詳しく見ていきます。
シンレンタルサーバーの料金比較
通常プラン
通常プラン・契約期間 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
6ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
12ヶ月 | 880円 | 1,780円 | 3,560円 |
24ヶ月 | 825円 | 1,650円 | 3,300円 |
36ヶ月 | 539円 | 1,540円 | 3,080円 |
ビジネスプラン
ビジネスプラン・契約期間 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 1,595円 | 3,245円 | 6,875円 |
6ヶ月 | 1,485円 | 3,080円 | 6,523円 |
12ヶ月 | 1,375円 | 2,860円 | 6,050円 |
24ヶ月 | 1,309円 | 2,739円 | 5,808円 |
36ヶ月 | 1,254円 | 2,629円 | 5,566円 |
通常プラン・ベーシックが最も安いプランになり、長期で契約するほどひと月当たりの費用は安くなります。
12ヶ月で契約しても、10,000円ちょっとで済むのが嬉しいですね。(通常ベーシック880円x12ヶ月=10560円)
さらに2024年10月に通常プラン・ベーシック36ヶ月契約の料金が値下げされ、いつでも539円になりました。(770円→539円)
36ヶ月の初回費用・更新費用は、539円 x 36ヶ月 = 19,404円になります。
キャンペーンでさらに割引価格になる場合があります。
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シンレンタルサーバー 料金プランごとの機能比較
通常プランの機能を比較します。プランで異なる部分を赤字にしています。
機能 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
vCPU | 6コア | 8コア | 10コア |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
ディスク容量(SSD) | 300GB | 400GB | 500GB |
転送量課金 | 無し | 無し | 無し |
転送量目安 | 900GB/日 | 1200GB/日 | 1500GB/日 |
Webサーバー | Nginx | Nginx | Nginx |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
無料独自SSL | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース(MySQL) | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
自動バックアップ | 14日 | 14日 | 14日 |
XpageSpeed | |||
WAF | |||
WordPress簡単インストール | |||
WordPress簡単移行 | |||
FTPアカウント | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メールアカウント | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メーリングリスト | 20 | 30 | 40 |
メルマガ | 10 | 15 | 20 |
ドメイン無料特典 | 1個無料 | 1個無料 | 1個無料 |
マルチドメイン・無料独自SSL・データベース(MySQL)・FTPアカウント・メールアカウントは、すべてのプランで無制限となります。
vCPU・メモリの違い
vCPU(仮想CPU)とは物理的なCPUコアを仮想化して分割したもので、コア数が多いほど処理能力が高くなります。
メモリとはCPUで処理したデータを一時的に保存する場所で、容量が大きいほど、多くのデータを同時に処理ができ、CPUの動作もスムーズになります。
シンクラウドが提供している「シンVPS」ではKUSANAGIの実行環境を作ることができるのですが、メモリ4GBが推奨されています。
また同じくKUSANAGIを作成できるConoHa VPSでは、CPU 4コア、メモリ4GB、SSD100GBをKUSANAGI推奨環境, トラフィックが多い方向けはCPU 6コア、メモリ8GB、SSD100GBのプランになっています。
シンレンタルサーバーのベーシックのスペックと、ConoHa VPSのトラフィックが多いサイト向けプランのスペックとほぼ同等のため、ベーシックプランでも十分な性能を持っていると言えるかと思います。
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ディスク容量の違い
シンレンタルサーバーのプランでは、ディスク容量が以下の様に設定されています。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
ディスク容量 | 300GB | 400GB | 500GB |
レンタルサーバーのディスク容量に保存されるデータは会社によって異なる場合がありますが、シンレンタルサーバーでは「Web」「メール」データが保存されます。
個人向けブログであれば10GB〜50GBで十分足りる
一般的なウェブページの平均ファイルサイズは1〜2MBになります。
例えば、平均2MBのブログ記事が1000記事あったら、最低必要なのは2GBほどです。その他に画像や動画、CSS、JavaScriptファイルなど、記事以外のコンテンツを考慮しても10GB、余裕をもって50GBあれば十分足りるのではないでしょうか。
Googleが推奨する1ページあたりのファイルサイズを基に計算すると、300GBあれば約187,500ページ分のデータを保存できます。
Google推奨Webページサイズは1.6MBとされています。
合計バイトサイズを 1,600 KiB 未満に抑えるようにします。 この目標は、10 秒以下の操作可能時間を達成しながら、理論的に 3G 接続でダウンロードできるデータ量に基づいています。
Lighthouse - ペイロードサイズを縮小する
法人向け・メールが主な用途であれば100GB〜が目安
法人利用の場合はメールの保存データ分も考慮する必要があります。メールの送受信にはウェブよりも多くのディスク容量が必要になります。
IMAPでメール受信をしているとメールデータはサーバー上に存在します。メールをサーバー上に長期保存しておく場合は、容量を多く取っておく必要があります。
300GBの容量があれば大量のメールデータも安心して保存できます。
※メールアカウントごとのメールボックス容量は1~20,000MBで設定可能。
総じて、最安のベーシックプランの300GBの容量で個人のブログや企業のウェブサイト、メールなど大規模なデータ保存が必要な法人まで、対応できます。
転送量目安の違い
シンレンタルサーバーでは転送量による課金はありませんが、プランごとに1日の転送量に目安が設定されています。
通常プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
転送量目安 | 900GB/日 | 1200GB/日 | 1500GB/日 |
目安となる数値を超える日が多くなったり、大幅にオーバーする場合はプラン変更をお願いされたり、制限がかかる場合があります。
メーリングリストとメルマガ作成数の違い
シンレンタルサーバーではメーリングリストとメルマガを利用することができます。作成できるメーリングリスト数・メルマガ数がプランごとに設定されています。
通常プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
メーリングリスト | 20 | 30 | 40 |
通常プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
メルマガ | 10 | 15 | 20 |
ちなみにメール送信数にも目安が設定されているので大量送信には注意が必要です。
1時間あたり | 1日あたり | |
---|---|---|
メール送信数の目安 | 1,500通/時間 | 15,000通/日 |
通常プランとビジネスプラン比較
シンレンタルサーバーの通常プランとビジネスプランの違いは「リソース保証」があるかないかという点です。
その他、co.jpを含むドメイン2個が無料になる特典がついているため、ビジネスに適した法人向けプランになっています。
※co.jpが無料になるのはビジネス・スタンダード以上になります。
ビジネスプランのリソース保証
サーバーにおける重要なリソース(CPU、メモリ)の最低使用量を保証することで、他のユーザーの影響を受けにくい安定したサーバー運営が可能になります。
ビジネスプラン | ビジネス・ベーシック | ビジネス・スタンダード | ビジネス・プレミアム |
---|---|---|---|
vCPU | 6コア リソース保証 | 8コア リソース保証 | 10コア リソース保証 |
メモリ | 8GB リソース保証 | 12GB リソース保証 | 16GB リソース保証 |
ディスク容量 (NVMe SSD) | 300GB | 400GB | 500GB |
ドメイン無料特典
ドメイン無料特典 | 通常プラン | ビジネスプラン |
---|---|---|
無料特典のドメイン数 | 1個無料 | 2個無料 |
対象ドメイン | .com / .net / .org / .info / .biz / .xyz / .link / .click / .blog / .online / .site | .com / .net / .org / .info / .biz / .xyz / .link / .click / .blog / .online / .site / .jp ビジネス・スタンダード、ビジネス・プレミアムは属性型JPドメインも対象 .co.jp / .or.jp / .ne.jp / .gr.jp |
ビジネスプランがおすすめの人
上記のようにビジネスプランにはリソース保証・無料ドメイン特典があるので、以下のような人におすすめのプランです。
- アクセス数が多いサイト
他のユーザーの影響を受けず安定したサイト運用ができる - ビジネス・ECサイト
安定した運用が収益に直結するビジネスで顧客を逃さない - フォロワー多数のインフルエンサー
突発的なトラフィック増加してもダウンを防ぐことができる
まとめ
本記事では、シンレンタルサーバーの料金とおすすめプランを解説しました。
シンレンタルサーバーの最安プランは通常プラン・ベーシックで月額770円でスタートすることができます。(キャンペーン中ならもっと安くなる)
冒頭で述べた通り、個人やフリーランスのブログ用途であればベーシックから始めるのが最適です。
ウェブサイトが事業収益に直結する法人やインフルエンサーの場合はより安定したビジネスプランをお勧めします。
スモールスタートで、後々アクセスが増えたら上位プランへアップグレードすることもできます。(通常プラン→ビジネスプランは不可)
難しい設定なしに、KUSANAGIの高速WordPress実行環境が導入できるシンレンタルサーバーは、WordPressを使うのであれば、個人・法人問わず満足できるのではないでしょうか。
シンレンタルサーバーには10日間の無料お試し期間があるのでまずは試してみてはいかがでしょうか。
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エックスサーバーからシンレンタルサーバーへ移行を検討している方はこちらの記事が参考になります。
シンレンタルサーバーとエックスサーバーを比較しています。
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