コアサーバー V1とV2プランの違い、おすすめポイント解説

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目次

CORESERVER(以下、コアサーバー)は、GMOデジロック運営のバリュードメイン系のレンタルサーバーです。

バリュードメインでは3つのサーバーブランドがあります。

  • コアサーバー(高性能・高機能を求めるユーザー向け)
  • バリューサーバー(簡単に使いたい・初心者向け)
  • XREA(無料で使いたい人向け)

どのサーバーも無料または月数百円から使えるというリーズナブルな価格設定ですが、コアサーバーは高性能サーバーを採用しており、プロ向けの本格サーバーと言えます。

コアサーバーではV1プランとV2プランという2つのプランがあります。本記事ではV1・V2の違いを比較しながら、プラン選択のポイントを詳しく解説します。

V1・V2プランを比較

コアサーバーは2007年からサービス開始していて、当時からリーズナブルで高機能・高安定・大容量なサーバーとして人気がありました。

2021年には最新スペックを備えたV2プランが登場し、V1とV2プランを選択できるようになっています。

V1・V2プランの違いをざっくり言うと、V1は従来からのサーバー、V2は最新スペックのサーバーということになります。

項目別にプランの違いを詳しく見ていきたいと思います。

料金・契約関連を比較

項目V1プランV2プラン
プランCORE-MINICORE-ACORE-BCORE-CCORE-XCORE-YCORE-Z
初期費用無料1,650円
月額費用220円/月440円/月880円/月2,750円/月390円/月690円/月1,990円/月
容量250GB500GB700GB1,400GB500GB700GB1,000GB
無料お試し30日30日30日30日30日30日30日
契約期間1・3・6・12・24・36ヶ月サブスクリプション・12・24・36ヶ月
プラン変更
上位プラン変更のみ可
リージョン選択

まずはV1プランとV2プランの料金と契約関連の違いです。

料金としては、V1プランのCORE-MINIが最も安く、月額220円という格安ながらディスク容量が250GBと大容量なので個人向け小規模サイトなら十分足りるスペックです。

但しV1プランは固定プランで一度契約したプランを変更できませんV2プランは、上位プランへのアップグレードが可能なので、サイトの成長に合わせたプランアップ、トラフィック増加や容量増加など柔軟に対応できます。

  • V2プランの初期費用は、サーバーと同時にドメインの申し込みをすると初期費用無料となります。
    (ドメインは.com/.net/.org/.info/.biz/.jpから選べる)

ドメイン永久無料

項目V1プランV2プラン
プランCORE-MINICORE-ACORE-BCORE-CCORE-XCORE-YCORE-Z
ドメイン無料
コアサーバー ドメイン永久無料特典

V2プランでは、12ヶ月以上契約でドメイン1個の更新費用が永久無料になる特典がついています。

無料対象のドメイン

.com / .net / .org / .info / .biz / .jp

新規取得以外に、Value Domainで取得済みのドメインや他社から移管したドメインでも特典の対象となるため、既存サイトの運用コスト削減にも活用できます。

ドメイン永久無料特典は、初期費用と運用コストの両面でメリットがあり、長期的なウェブサイト運営を考える場合にはV2プランがおすすめです。

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サーバー性能を比較

項目V1プランV2プラン
プランCORE-MINICORE-ACORE-BCORE-CCORE-XCORE-YCORE-Z
容量250GB500GB700GB1,400GB500GB700GB1,000GB
転送量無制限無制限無制限無制限無制限無制限無制限
ストレージピュアSSDNVMe SSD
構成RAIDRAID10
コアサーバー V1/V2プランのサーバー性能比較

ディスク容量はV1プランが250GB〜、V2プランで500GBあるので通常運営するブログやサイトには十分な容量です。

ピュアSSD(V1)とNVMe SSD(V2)は、データ転送速度に大きな違いがあります。

ピュアSSDは古いデータ保存方式で従来のHDDより高速ですが、データの読み書き性能に限界があります。一方、NVMe SSDは最新のデータ保存方式でデータを読み書きする速さが非常に速く、同時に多くのデータを処理できます。

またRAIDとRAID10構成の違いも大きいです。

RAID1は、同じデータを2台のディスクに丸ごとコピーし、1台が壊れても大丈夫な仕組みです。RAID10は2台のディスクにミラーリングしつつ、それらをさらにストライピング(分散)することで、読み書きの速度と信頼性を同時に高めます。

つまり、RAID10は「データの安全性」と「高速処理」を両立する、より進化した仕組みと言えます。

結果としてNVMe SSDストレージ、RAID10構成を採用しているV2プランの方が高速で信頼性が高く、同時に多くのユーザーがアクセスするブログやECサイトなど、たくさんのデータを素早く処理する必要があるウェブサイトに適しています。

CPU・メモリ比較

項目V1プランV2プラン
プランCORE-MINICORE-ACORE-BCORE-CCORE-XCORE-YCORE-Z
CPU最大 64コア最大 64コア
使用できるリソース量共有300%600%1200%
メモリ最大 1TB最大512GB〜1TB
メモリ割当共有6GB9GB12GB
コアサーバー V1/V2プランのサーバー性能比較

V1プランはCPUやメモリの具体的な割当がなく、共有リソースを利用する仕組みです。そのため、負荷の高い時間帯や他のユーザーの影響を受けやすく、リソースの安定性が低い場合があります。

V2プランではCPUとメモリの割当が明確に設定されています。たとえば、CPUはCORE-Xで300%、CORE-Yで600%、CORE-Zで1200%が利用可能で、メモリも6GB、9GB、12GBとプランに応じて確保されています。

V2プランでは、割当されたリソースが専有的に利用できるため他のユーザーの影響を受けにくく、安定したパフォーマンスが期待できます。

Webサーバー比較

項目V1プランV2プラン
プランCORE-MINICORE-ACORE-BCORE-CCORE-XCORE-YCORE-Z
WebサーバーApacheLite Speed
HTTP/3
HTTP/2のみ

HTTP/2・HTTP/3対応
コアサーバー V1/V2プランのWebサーバー

次にWebサーバーの違いです。V1プランはApache、V2プランではLiteSpeedが採用されています。

ApacheはWebサーバーとしての歴史が長く、安定性と柔軟性が高いのが特徴ですが、アクセスが増えた際の処理性能では課題がある場合があります。

LiteSpeedは高速性と効率性を重視した次世代のWebサーバーと言われ、特に動的なコンテンツ処理が得意です。

LiteSpeedはWordPressとの相性が非常に良く、「LiteSpeed Cacheプラグイン」を利用することで、キャッシュや最適化機能を簡単に設定できます。

これにより、Webページの表示速度が大幅に向上し、SEO対策につながります。また、LiteSpeedは高い同時接続処理能力を持つため、アクセスが集中するサイトでも安定したパフォーマンスを発揮します。

WordPressを利用していて表示速度を速くしたいと考えているなら、V2プランがおすすめです。

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データベース比較

項目V1プランV2プラン
プランCORE-MINICORE-ACORE-BCORE-CCORE-XCORE-YCORE-Z
MySQL10無制限無制限無制限無制限無制限無制限
PostgreSQL10無制限無制限無制限
SQLiteSQLite 3SQLite2, 3
コアサーバー V1/V2プランのデータベースの違い

データベースについては、V1、V2プランどちらもMySQLに対応、最安月額220円のCORE-MINIプランでもデータベースが利用可能になっています。

大きな違いはV1プランはPostgreSQLが使えることです。

PostgreSQLは安定性が高く、企業や大規模なプロジェクトでも広く使われており、MySQLと並んで人気があります。

Drupal、JoomlaなどのCMSで利用可能、RailsやDjangoといったフレームワークとの親和性も高く、開発者に人気があるDBです。

PostgreSQLを使いたいならV1プランが最適です。

セキュリティ比較

セイキュリティ関連はWebサイトに重要なポイントです。SSL、WAFと自動バックアップ機能を比較します。

SSL

項目V1プランV2プラン
プランCORE-MINICORE-ACORE-BCORE-CCORE-XCORE-YCORE-Z
無料SSL
独自IP/SSL524円/月419円/月314円/月210円/月
WAF
コアサーバー V1/V2プランのSSL機能

無料SSL(Let’s Encrypt)はすべてのプランで利用可能で、ウェブサイトの安全性を向上できます。

さらにV1プランは独自IPアドレスに対応しています。共有サーバーでは、通常、複数のユーザーが1つのIPアドレスを共有しています。

この場合、他のユーザーの行動やサイトの状態(スパム行為や不適切なコンテンツなどで)が、自分のサイトにも影響を与える可能性があります。(共有IPがブラックリストに登録されてしまうなどのトラブル)

コアサーバーのV1プランでは、有料オプションですが独自IPアドレスを取得し、自分専用のIPを利用することが可能です。IP利用料が同様サービスに比べて格安なのもポイントです。

コアサーバー公式独自IPアドレス

WAF(ウェブアプリケーションファイアーウォール)

項目V1プランV2プラン
プランCORE-MINICORE-ACORE-BCORE-CCORE-XCORE-YCORE-Z
WAF
コアサーバー V1/V2プランのセキュリティ機能(WAF)

V2プランではWAFとしてImunify360 Pluginが利用できます。

Imunify360 Pluginは、Webサイトのセキュリティを強化する総合的なツールで、不正アクセスやマルウェアをリアルタイムで検出・防御し、ファイアウォールや自動マルウェア除去機能があります。

V2プランでは、サーバーレベルでセキュリティ対策が行えるため、個々のサイトにセキュリティプラグインをインストールするよりも、全体的にセキュリティが向上します。特に複数のサイトを運営している場合や、より高い安全性を求める場合におすすめです。

\ 30日間無料お試し・ドメイン無料・月額390円〜のコスパ /

コアサーバー

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自動バックアップ

項目V1プランV2プラン
プランCORE-MINICORE-ACORE-BCORE-CCORE-XCORE-YCORE-Z
自動バックアップ15世代15世代15世代15世代3世代15世代15世代
コアサーバー V1/V2プランの自動バックアップ機能
バックアップ対象データ
  • サーバー領域データ(Web・メールデータ)
  • データベース(MySQL・PostgreSQL)
    ※PostgreSQLはV1プランのみ

自動バックアップ機能は、V2のCORE-Xプランだけ3世代、その他プランは15世代バックアップとなっています。

またV2プランではJetBackupによるバックアップが行われており、データを復元する場合もコントロールパネルのJetBackupより自由に取得することができます。

V1プランの復元方法はコントロールパネルから「復元申請」を行う形です。

またInstallatronでインストールしたWordPressはInstallatronで自動バックアップ・復元を行います。

コアサーバー公式バックアップ

HTTP/3対応、LiteSpeedサーバを搭載した超ハイスペックなV2プランが登場。
さらにドメインも永久無料になります!(V2プラン限定・390 円/月〜)

コアサーバー

メール関連比較

項目V1プランV2プラン
プランCORE-MINICORE-ACORE-BCORE-CCORE-XCORE-YCORE-Z
メールアカウント200無制限無制限無制限無制限無制限無制限
送受信メール数5千通/日1万通/日4万通/日12万通/日5千通/日1万通/日4万通/日
メール送信サイズ上限2,000MB2,000MB
メーリングリスト
DKIM/DMARC
コアサーバー V1/V2プラン メール関連の機能比較

メール機能は、CORE-MINIプラン以外はほぼ同じ機能を有しています。どちらもDKIM/DMARCに対応しているのでGmailにメールが届かないという心配もなく利用できます。

参考【 重要 】全レンタルサーバーにおいてメール送信認証技術 「DKIM」「DMARC」に対応

サポート

項目V1プランV2プラン
プランCORE-MINICORE-ACORE-BCORE-CCORE-XCORE-YCORE-Z
メール
チャット
電話
営業時間平日10:00 ~ 17:00
プランごとのサポート

コアサーバーのサポート体制はメール・チャットで、上位プランにのみ電話サポートがあります。

筆者自身も何度かメールフォームから問い合わせをしたことがありますが、回答が早く、的確な答えをもらって満足でした。

CORESERVER

ドメイン設定など初心者では難しい面もあり

コアサーバーの管理画面(コントロールパネル)は独特で慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

他社で管理中のドメインを使う時は、バリュードメインでDNSサーバー登録してからコアサーバーのコントロールパネルで設定するなどの手順があり、慣れるまではヘルプをよく確認してからでないと難しく感じるかもしれません。

まとめ

以上、コアサーバーのV1、V2プランをポイントごとに比較しました。

V1プランは低コストで安定した運用を目指す個人や小規模サイト向け、V2プランは最新スペックを備えているため、高速性と拡張性を求めるサイトに最適です。

収益を目的としたWordPressサイトを運営する場合、V2プランのLiteSpeedによる高速表示と安定性が特にメリットとなります。

コアサーバーでは、30日無料お試し期間中でも本契約と同じように使えるので、十分にサーバー機能を試すことができます。(※本契約時よりも厳しめの制限はあり)

お試し期間の制限はありますか?
コアサーバーお試し期間中の制限
出典:コアサーバー マニュアル

HTTP/3対応、LiteSpeedサーバを搭載した超ハイスペックなV2プランが登場。
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コアサーバー