WordPressをはじめるためにはまずはレンタルサーバーを借りる必要がありますが、初めての場合はどのレンタルサーバーを選べばいいのか迷ってしまうことがあります。
また格安レンタルサーバーを選ぶ際には注意点もあります。価格だけで決めてしまうと後悔することもしばしば。
初心者にとっては、料金だけでなくサポートやセキュリティ対策なども重要なポイントです。今回は初心者でも失敗しない格安レンタルサーバーの選び方と注意点について解説します。
おすすめの格安WordPressレンタルサーバー比較一覧表
Web業界で20年以上あらゆるレンタルサーバーを操作してきた経験から安くても安心できるWordPressレンタルサーバーをリストアップしました。
ここでは月額ワンコイン、500円前後の価格帯で使える共用レンタルサーバーを取り上げています。
さくらのレンタルサーバ | スターサーバー | CORESERVER | ロリポップ! | ColorfulBox | |
---|---|---|---|---|---|
プラン | スタンダード | ハイスピード | CORE-Y | ハイスピード | BOX1 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 1,650円 | 無料 | 無料 3ヶ月契約以上 |
月額費用 | ¥425/月 (36ヶ月契約) |
¥550/月 (36ヶ月契約) |
¥390/月 (36ヶ月契約) |
¥550/月 (36ヶ月契約) |
¥528/月 (36ヶ月契約) |
Webサーバ | nginx + Apache2.4系 | Nginx | Apache | Litespeed | Litespeed |
ディスク容量 | 300GB | SSD 320GB | SSD 300GB | SSD 400GB | SSD 150GB |
無料独自SSL | |||||
MySQL | 50 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
お試し期間 | 2週間 | 2週間 | 30日 | 10日 | 30日 |
CMS 簡単インストール |
WordPress EC-CUBE concrete5 |
WordPress EC-CUBE4 PukiWiki |
WordPress Movable Type |
WordPress baserCMS EC-CUBE ownCloud |
WordPress Joomla Drupalなど |
メールアドレス | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
特徴 | 官公庁の利用も多い 老舗レンタルサーバー |
PHP高速化設定 (PHP-FPM) |
HTTP/3対応 | 海外IPアドレスからの 特定のアクセスを制限 |
アダルトOKの 高速サーバー |
サポート | 電話(コールバック) メールサポート |
メール | メール チャット |
電話 メール チャット |
電話 メール チャット |
最低利用期間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
公式サイト | さくらのレンタルサーバ ![]() |
スターサーバー![]() |
CORESERVER![]() |
ロリポップ!![]() |
カラフルボックス![]() |
このページの説明へジャンプ | さくらインターネット | スターサーバー | コアサーバー | ロリポップ! | ColorfulBox |
初心者が陥りがちなサーバー選びの失敗例
- 値段だけで選んでしまう
初心者にとっては、安い価格が魅力的に感じられるかもしれませんが、必要な性能や機能が備わっていないレンタルサーバーを選んでしまうこともあります。値段だけに惑わされず、必要な性能や機能を見極めて選ぶことが重要です。 - サポート体制を確認しない
問題が発生した際に迅速な対応が必要ですが、サポート体制が十分でないレンタルサーバーを選んでしまうこともあります。サポート体制を確認し、適切な対応が得られるレンタルサーバーを選ぶことが大切です。 - スペックや機能を比較せずに決める
レンタルサーバーのスペックや機能を比較しないまま決めてしまうと、必要な機能がなかったり、性能が低かったりする可能性があります。必要な機能やスペックをしっかりと調べて、適切なレンタルサーバーを選ぶことが大切です。 - 安全性やセキュリティを見落とす
セキュリティ対策が不十分なレンタルサーバーを選んでしまうと、ハッキング被害などのリスクが高くなります。適切なセキュリティ対策が施されているレンタルサーバーを選ぶことが大切です。
格安レンタルサーバーの選び方
WordPressが使える格安レンタルサーバーを選ぶ場合、以下のポイントに注目すると良いでしょう。
- スペックや機能の比較
- サーバーの安定性やセキュリティの確認
- サポート体制の確認
- ユーザーインターフェイスの使いやすさの確認
- 価格の比較
スペックや機能の比較
PHPとMySQL
WordPressを使うには、PHPとMySQLが必要なためそれぞれの利用可能かどうか確認しましょう。特に最新バージョンのWordPressを利用する場合は、PHPとMySQLの対応バージョンが必要となります。
最近では、レンタルサーバーで「WordPressが使える」というのは当たり前になっているのでほぼ心配はありませんね。
さらに自動インストール機能があればなお良し。
WordPressを手動でインストールするには手間がかかるため、自動インストール機能があると便利です。
ストレージ容量(ディスク容量)
ストレージ容量はデータをどれだけ保存できるのか重要な要素です。WordPressでは、画像や動画などの大きなファイルを扱うことが多いためストレージ容量が必要です。
サーバーの安定性やセキュリティの確認
ネットワーク帯域幅
通信回線の太さを表す「帯域幅」。アクセスが集中した際には、サイトの表示速度に影響がでないように帯域の広さも重要です。
セキュリティ機能
WordPressはセキュリティの問題が起こりやすいため、セキュリティ機能が充実しているレンタルサーバーを選ぶと良いでしょう。例えば、自動バックアップやSSL証明書の提供、マルウェア対策などが挙げられます。
サポート体制の確認
もしもの時のサーバーサポートがどうなっているかのチェックも必要です。格安レンタルサーバーの場合、人件費を抑えるためメールのみのサポートというのが一般的です。
最近はメールだけでなくチャットサポートも登場しています。どのようなサポートがあるかを確認しておきたいところです。
また無料お試し期間があれば、実際問い合わせをしていてどのぐらいで返信があるかなどのチェックをしてみてもいいですね。
サーバーコントロールパネルの使いやすさの確認
サイト・ブログの開設、独自ドメインでメールを使うために必要な作業は
・サーバーにドメインを登録する
・メールアカウントを作成する
・WordPressをインストールする
・SSLの設定をする
などがあり、コントロールパネルというサーバー管理画面で操作する必要があります。
このサーバー管理画面はサーバー会社によって様々です。目的の設定はどこをクリックすればいいのかがすぐにわかるようなサーバーコントロールパネルの方が圧倒的にわかりやすいし、使いやすいサーバーということになります。
問い合わせをしたくてもどこから行けばいいのかわからないと、すごくストレスを感じますよね。
コントロールパネルの操作性も必ず確認しておきましょう。
価格の比較
最後に重要なのはやはり価格です。上記に挙げたポイントを踏まえて価格比較をすることで、コストパフォーマンスの高いレンタルサーバーを選ぶことができます。
価格だけでなく、必要な機能やサポート体制、セキュリティ機能なども重要な要素として考慮し、バランスを見て選ぶようにしましょう。
格安レンタルサーバーの選び方 まとめ
安さに惑わされないこと
安価なレンタルサーバーを選ぶ場合は、以下のポイントに注意することが重要です。
安定性:安価なレンタルサーバーは、システムの安定性や動作速度に問題がある場合があります。レンタルサーバーの動作状況や評価などを確認してから契約することが重要です。
セキュリティ:安価なレンタルサーバーは、セキュリティ面での対策が不十分な場合があります。ウイルスや不正アクセスなどのリスクが高くなるため、セキュリティ対策がしっかりしているレンタルサーバーを選ぶことが重要です。
サポート:安価なレンタルサーバーは、サポートが十分でない場合があります。トラブルが発生した場合、問い合わせ先が限られているため解決が遅れることがあります。サポートの品質や内容も、契約前に確認することが重要です。
以上の点に注意し、コストパフォーマンスを考慮した上で、適切なレンタルサーバーを選ぶことが重要です。
長期契約についての注意点
レンタルサーバーは、1年間などの長期契約を結ぶことで、月額料金が安くなるプランが多くあります。しかし、初めてそのサーバーを利用する場合は、長期契約を結ぶ前に十分な調査や評価が必要です。
また、そのレンタルサーバーで必要な機能やサポートが受けられるかどうかも確認することが重要です。契約期間中に必要な機能やサポートが受けられない場合、途中で解約することになるため、契約解除料がかかる場合もあるため、注意が必要です。
サーバーの移行についての注意点
レンタルサーバーを利用している場合、別のレンタルサーバーに移行することがあります。移行する際には、データのバックアップやドメインの移管など、多くの手続きが必要となります。
特に初心者の場合は、移行作業が難しいと感じることもあるため、移行作業を代行してくれるサービスを提供しているレンタルサーバーを選ぶことが重要です。また、移行時に問題が発生した場合、サポートが手厚いレンタルサーバーを選ぶことも大切です。
時間をかけて検討し、安心してWordPressを運用できるレンタルサーバーを選びましょう。
月200円でWordPressが使えるレンタルサーバーもまとめています。
-
-
月200円でWordPressが使える格安レンタルサーバー比較
個人や小さい会社・お店で独自ドメインのブログ・サイトを運営するならなるべくサーバーコストを抑えて運営したいでよね。 最近では月100円以下から使える超格安レンタルサーバーも数多くあります。 しかしコス ...
続きを見る