個人や小さい会社・お店で独自ドメインのブログ・サイトを運営するならなるべくサーバーコストを抑えて運営したいでよね。
最近では月100円以下から使える超格安レンタルサーバーも数多くあります。
しかしコストだけを気にしてしまうと、機能が不足していたりサポートが不十分だったりします。
またWordPressでブログやサイトを運営したいならば、MySQLは必須です。
WordPressとは世界のウェブサイトの約30%以上が利用していると言われる人気のブログCMSです。
ブログ以外もコーポレートサイトとしても使えて、テーマや拡張機能が簡単にインストールできるなど拡張性が高いのが特徴です。
専門的な知識がなくてもスタイリッシュなサイト、ブログが作れるため個人をはじめ企業でも広く利用されています。
WordPressが使える格安レンタルサーバー比較
今回はWordPressを利用したいけれど費用は極力抑えたい人におすすめの月250円前後、年額3000円前後でWordPressが使える格安レンタルサーバーをピックアップします。
格安だけれど、無料独自SSLやマルチドメインも利用できるスペックを備えたサーバープランで、尚且つプラン変更も可能なプランを厳選しました。
スターサーバー ライトプラン | CORESERVER CORE-Mini | ロリポップ! ライトプラン | |
---|---|---|---|
初期費用(税別) | ¥1500 | 無料 | ¥1650 |
最安の月額費用(税別) | ¥220 /月 (36ヶ月契約) | ¥200 /月 (12ヶ月契約) | ¥220 /月 (36ヶ月契約) |
12ヶ月契約時の費用 (消費税別) | ¥275 /月 ¥3300/年 | ¥220 /月 ¥2400/年 | ¥330 /月 ¥3600/年 |
契約更新時の費用 | ¥7200 | ¥2400 | ¥7200 |
Webサーバ | Nginx | Apache | Litespeed |
ディスク容量 | SSD 160GB | SSD 200GB | SSD 200GB |
無料独自SSL | ○ | ○ | ○ |
MySQL | 1 | 10 | 1 |
お試し期間 | 2週間 | 30日 | 10日 |
CMS簡単インストール | WordPress EC-CUBE4 PukiWiki | WordPress Movable Type | WordPress baserCMS EC-CUBE ownCloud |
特徴 | PHP高速化設定 (PHP-FPM) | 12ヶ月契約でも月額200円 なので初期コストは最安 | 海外IPアドレスからの 特定のアクセスを制限 |
サポート | メール | メール・チャット | メール・チャット |
最低利用期間 | 3ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
公式サイト | スターサーバー | CORESERVER | ロリポップ! |
このページの説明へジャンプ | スターサーバー↓ | コアサーバー↓ | ロリポップ! ↓ |
スターサーバー <ライトプラン>
スターサーバーはネットオウル株式会社が運営するクラウド型レンタルサーバーです。2009年サービス運営開始で実績のあるサーバーです。
現在はエックスサーバーのグループ会社でもある(2013年〜)ため、サーバー構成はエックスサーバーと同等レベルで安定性は格安サーバーでも抜群です。
最安のプランは「エコノミープラン」月額138円ですが、MySQLが使えないためWordPressを利用するなら「ライトプラン」以上になります。
基本機能(ライトプラン)
初期費用 | 1650円 | 月額 (36ヶ月契約) | 220円/月 |
容量 | 160GB | 転送量目安 | 15,000GB/月 (500GB/日) |
マルチドメイン | 50個 | サブドメイン | 1,000個 |
メールアドレス | 500個 | MySQL | 1 |
無料独自SSL | Let's Encrypt | お試し期間 | 2週間 |
高速化
- Nginx採用(同時アクセス処理に最適化)
- PHP高速化設定
- ブラウザキャッシュ設定
- HTTP/2(通信効率向上)
セキュリティ
- 無料独自SSL
- WordPress国外IPアクセス制限設定
- WordPressログイン試行回数制限
- WordPressコメント・トラックバック制限設定
- メールウィルスチェック・スパムメール設定
ライトプランはMySQLが1個だけなのでWordPressの複数運営には向きません(※工夫をすれば複数運営は可能)
高速化機能、セキュリティ機能ともにエックスサーバーと同じものが提供されて無料SSLも対応しており、WordPressの運営には安心感があります。
バックアップ機能はないためWordPressプラグインなどで対応する必要があります。
ライトプランで物足りなくなったら上位プラン(スタンダードまで)へプラン変更も可能です。
CORESERVER <CORE-MINI>
CORESERVER(コアサーバー)は高機能で自由度が高いレンタルサーバーです。運営はGMOデジロック株式会社。
2021年に最新の高速サーバーを導入したV2プランをリリースしています。
従来のV1プランも2022年6月に最新・高速サーバーへの移転、最新ソフトウェアの刷新が行われました。
最新のサーバー仕様になったことで、格安でも高機能・高速を実現しています。
基本機能(V1 CORE-Mini)
初期費用 | 無料 | 月額 (12ヶ月契約) | 220円/月 |
容量 | 200GB | 転送量 | 無制限 |
マルチドメイン | 50※ | サブドメイン | 50※ |
メールアドレス | 無制限 | MySQL/PostgreSQL | 各10 |
無料独自SSL | Let's Encrypt | お試し期間 | 30日 |
※CORE-Miniプランはマルチドメイン、サブドメイン合わせて50個まで
高速化
- HTTP/2
セキュリティ
- 無料独自SSL
- WAF(Web Application Firewall)は非対応
- バックアップは有料オプション
CORESERVERの最安プランV1,CORE-MiniでもMySQLとPostgreSQLが10個ずつ利用できるのは相当破格です。そして転送量、メールアドレスは無制限。
高速化とセキュリティに関しては不足気味ですが、高機能で自由度も高いのでテスト用、練習用のサーバーとして十分な機能を備えています。
お試し期間が30日間とレンタルサーバーでは最長クラスで、初期費用無料も魅力です。
より高速、セキュリティ向上に重きを置く場合は最新のV2プランがおすすめです。V2プランは月額390円(36ヶ月)からになります。
ロリポップ <ライトプラン>
ロリポップ!は格安レンタルサーバーとして初心者でも使いやすいことで有名。
個人だけでなく企業での利用も多いレンタルサーバーです。
WordPressはライトプランから利用が可能です。(最安はエコノミープラン月額99円!)
ロリポップ!でも2020年に新サーバー環境、サーバースペックの向上を図っています。
基本機能(ライトプラン)
初期費用 | 1650円 | 月額 (36ヶ月契約) | 220円/月 |
容量(SSD) | 200GB | 転送量 | 無制限 |
マルチドメイン | 100 | サブドメイン | 300 |
メールアドレス | 無制限 | MySQL | 1 |
無料独自SSL | Let's Encrypt | お試し期間 | 10日間 |
高速化
- モジュール版PHP
- ロリポップ!アクセラレータ(ロリポップ独自、パフォーマンス向上)
- LiteSpeedはハイスピードプラン以上
セキュリティ
- 無料独自SSL
- WAF(全プラン対応)
- 海外アタックガード(不正アクセス対策)
- バックアップはオプション
低価格プランでもWordPressの高速化やWAFなどのセキュリティも提供されています。
同価格他社との速度・安定性の比較検証あり、高速化を実証しています。
ライトプランではMySQLが1個のみなので複数サイト運営には向いていません。(DB不要の静的サイトなら可能)
ロリポップ!では、随時サーバースペック向上、機能追加が行われているので快適なサーバー運営が見込めます。
プランへの変更が可能なので、スモールスタートからサイトが大きくなってきたら上位プランへ切り替えるという運営方法も可能です。
まとめ
WordPressが使える格安レンタルサーバーの厳選3社を紹介しました。格安レンタルサーバー を使うメリットとデメリットを挙げてみたいと思います。
格安レンタルサーバーのメリットとデメリット
【メリット】
- 価格が安い
格安レンタルサーバーは、月額数百円から利用できるものが多く、低予算でサイトを運営できる点が魅力的です。 - 簡単な操作
多くの格安レンタルサーバーは、初心者でも簡単に操作できるように、管理画面の使いやすさに工夫が凝らされています。 - 大容量のデータストレージ
多くの格安レンタルサーバーでは、大容量のデータストレージを提供しており、多くのファイルや画像を保存することができます。 - 多様な機能の提供
格安レンタルサーバーでも、WordPressやメールサーバーなどの様々な機能を利用することができます。
【デメリット】
- サポートの質が低い
価格が安い分、人員を削減した運用のためサポートは必要最小限となります。
サポートはメールのみ、電話サポートがついていないことが多いのでトラブルが起きた場合に問題が解決しづらい場合があります。 - セキュリティ面の不安
セキュリティ面において、高価格帯のレンタルサーバーと比較して不安定である場合があります。 - サーバーの安定性に問題がある場合がある
格安レンタルサーバーの場合、1台に多くのユーザーが詰め込まれているのが現状です。サーバーによっては他のユーザーの影響を受けたり、時間帯などによってサイトが重くなったりします。
またトラフィックが増えるとサーバーがダウンする場合があります。 - 制限が多い
格安レンタルサーバーは、高価格帯のレンタルサーバーと比較して、機能や容量に制限がある場合があります。サーバー容量などは、画像や動画を多く使うサイトは容量が足りなくなる場合があります。またサーバー容量はサイトだけでなくメール、データベースも全て含めた容量なのでサーバーの利用用途に基づいて検討する必要があります。
今回紹介の3社ともサービス運用期間が長く実績のあるサーバーサービスで格安プランのサーバーの中でもサーバースペック、機能が優れています。
お試し期間を活用して最適なサーバーを選びましょう。