サーバーTips

Xserver 新サーバー簡単移行で最新スペックサーバーへ移行した手順

2022-07-11

本記事にはプロモーションが含まれています。

Xserver 新サーバー簡単移行で最新スペックサーバーへ移行した手順

ソラミ♪

Webエンジニアをやりつつ、デザインにも携わる株式会社コムワークの中の人。WordPress、Adobeアプリ、カワウソ好き。 2015年から当ブログ運営|2008年からGmail使用中|WordPress制作10年以上|15社以上のレンタルサーバー利用経験|100件以上のドメイン取得運用|サイト・ドメイン移転多数 »  もっとくわしく

エックスサーバーでは、最新の高性能サーバー機器と、超高速CMS実行環境「KUSANAGI」を導入し、従来の3倍以上の処理速度を実現したとリリースがありました。(2021年10月)

エックスサーバーニュースリリース
従来の3倍以上の性能に! さらなる超速化でサーバー速度は圧倒的No.1へ! 高速環境「KUSANAGI」の技術および最新サーバー機器を導入

  • CPUは第3世代「AMD EPYC™」(従来の1.5倍の処理性能)
  • ストレージはオール「NVMe」(オールSSDより読み込み速度が約21倍)
  • 搭載メモリ5GB→1TB
  • vCPUコア数を「128コア」に拡張

2021年10月7日正午以降にエックスサーバーを契約すると、この最新のサーバー環境が使えます。(サーバー番号がsv13001.xserver.jp以降のサーバー)

sv13000.xserver.jp以前のサーバーへの導入は未定とのこと。でもせっかくエックスサーバーを使っているのなら、最速サーバーの恩恵に預かりたいと思いますよね。

ここがエックスサーバーのうれしいところなんですが、エックスサーバーではプラン変更なしで、既に契約している従来サーバーから最新サーバーへ移行できる「新サーバー簡単移行」機能があるのです。

私は、実際に「新サーバー簡単移行」を使って最新サーバーへ移行をしてみました。結論としてほとんど手間なく、本当に簡単に新サーバー環境に移行することができました。

本記事では新サーバーへ移行した時の手順や内容をまとめます。

関連記事

エックスサーバー

新サーバー簡単移行ができる場合・できない場合

最新サーバーへの移行ができるのは「sv1.xserver.jp~sv13000.xserver.jp」が対象とされています。

Xseverアカウント画面のサーバーメニューから「新サーバ簡単移行」にアクセスすると移行対象かどうか確認できます。

しかし対象サーバーであってもいかに当てはまると新サーバー簡単移行の対象外になります。

  • 最新サーバー環境で非対応のPHPバージョンが選択されている場合
  • 独自SSLの発行申請中の場合
  • 「独自IPアドレスあり」の独自SSL設定が存在する場合
  • サーバー利用期限が1ヶ月以内の場合

上記以外にも、サーバーの設定内容によって移行ができない場合があるとのことです。詳しくは、新サーバー簡単移行画面で「データコピー申請」をしたときにメッセージが表示されます。

新サーバーへ移行できる場合は「移行可能」と表示されている

※「移行可能」となっている場合でも「データコピー申請」後に移行不可となる場合があります。

移行対象でない場合「移行対象ではありません」と表示される

新サーバー簡単移行は3ステップ

新サーバー移行前にやっておくこと

「新サーバー簡単移行」は、文字通り簡単で

  • 移行元サーバーから移行先サーバーへデータコピー
  • 移行されたデータの確認
  • サーバーの切り替え

データのコピーは全部自動でやってくれるので、移行先サーバーで動作確認を行い、サーバー切り替えボタンを押すだけです。

ただし、データコピーを始めてしまうとサーバー切り替えまで、サーバーパネルにアクセスできなくなります。なのでデータコピー前に、移行元サーバーのバックアップを取っておくことをお勧めします。(サーバー全体、データベースのバックアップ)

関連記事初心者向けXserverの自動・手動バックアップと復元方法

データコピー

 「データコピー申請」ボタンをクリックすると、移行データのチェックが始まります。移行元サーバーの状況によって、データコピーがNGになる場合があります。

データコピーNGの例

独自IPアドレスありの独自SSLが設定されている 独自IPアドレスありの独自SSLは新サーバー簡単移行は使えない
共有SSLが設定されている 無料独自SSLへ移行または既に無料SSL設定済みなら問題なし
MySQLバージョン5.5のデータベースがある 新しいバージョンMariaDB10.5へ自動で移行される

上記サーバーの場合は、独自IPアドレスありの独自SSLが設定されているので、新サーバー簡単移行ができない状態です。「データコピー申請」ボタンは無効になっています。

データコピー申請OKの場合

上記の場合、「動作確認用URL設定が存在します」というメッセージが表示されています。このURLは新サーバーへは引き継がれないので、新サーバー移行したら再設定が必要です。利用していない場合は特に問題ありません。

データコピーの実行

「データコピー申請」ボタンを押すと、サーバーにある全てのデータが新サーバーへコピーされます。

私が新サーバー簡単移行したときの環境は以下の通りです。

移行元のサーバー環境

  • 独自ドメイン:4つ設定
  • WordPressを3つインストール
  • メールアカウントは各ドメインで合計10アドレス
  • アクセス制限(Basic認証)あり

このようなサーバー環境でデータコピーを行ったところ、データコピーから完了までの時間は以下のようになりました。

  1. データコピー申請日時: 2022-07-10 15:30:33
  2. コピー開始日時: 2022-07-10 15:35:03
  3. コピー完了日時:2022-07-10 15:46:50
  4. 移行先サーバーへのアクセス開始:2022/07/10 16:00:00

データコピーから完了まで都度メールでもお知らせが届きます。今回の場合は10分程度でデータコピーが完了したので「はやっ」っていう感じでしたが、「データコピー申請からコピー開始まで数時間〜数日かかる場合があります」と記載されているのでサーバーによってはかなり時間がかかることもあるようです。

データコピーは数時間〜かかる場合もあるようですが、私の場合はとっても速かったです。

データの確認

移行先の新サーバーにアクセスできるようになったら、動作確認を行います。

新サーバーの動作確認

新サーバーの動作確認を行います。移行元で設定していた情報は基本すべて引き継がれるので変わるのは「ホスト名」が移行先サーバーになるだけです。

  • メールはアカウント・パスワードはそのまま引き継がれる → 受信メールサーバー・送信メールサーバーが変更になる
  • FTPアカウント・パスワードはそのまま引き継がれる → ホスト名を変更する
  • SSHアクセスもそのまま → ホスト名,サーバーIDを変更する

移行先のWordPressやウェブサイトはhostsファイルを編集して行います。

#移行先サーバーのIPアドレスと移行ドメインをhostsファイルに記述
123.45.678.000 example.com 
123.45.678.000 www.example.com

移行先サーバーのIPアドレスは、次項「移行元・移行先への操作」画面で確認できます。また「【エックスサーバー】■重要■ [新サーバー簡単移行]データコピー完了のお知らせ 」というメールにも記載されています。

「移行サポート機能」には「移行元・移行先への操作」と「データコピー実行ログ閲覧」があります。

移行元・移行先サーバーの仕様比較

「移行元・移行先への操作」ボタンを押すと、移行元サーバー、移行先サーバーのファイルマネージャーやデータベース(phpmyAdmin)へのアクセスや仕様比較ができます。

今回新サーバー移行したのはsv10000番のサーバーだったので、スペックに大きく違いはないですがMySQLのバージョンが5.7から10.5になっているのでWordPress関連が正常に動作しているか確認するべき点です。

データコピーのログ確認

「データコピー実行ログ閲覧」では、データコピーのログを確認できます。「コピーが失敗したフォルダ・ファイル」「変換を行った設定・ファイル」を確認することができます。

新サーバーへ切り替え

データコピー申請をしてからサーバー切り替えをするまでは、サーバーパネルでサーバーの操作をすることができません。なのでデータコピーから動作確認、新サーバー切り替えまでは時間をおかずに早めに切り替えを行ったほうがよいです。

データコピー後、新サーバーへの切り替え、またはキャンセルをすることができます。

  • 新サーバーへの切り替え期限はデータコピー完了から1週間
  • 移行期限を延長でもう1週間移行期間を延長できる
  • 移行先で不具合がある場合はサーバー移行をキャンセルできる
  • サーバー切り替えを行っても、14日以内なら元のサーバーに戻すことができる

新サーバーへ切り替えを行う場合は、「サーバー切り替えをする」ボタンを押します。

サーバー切り替えが完了しましたと表示されれば完了です。

サーバー切り替えを行うとサーバー番号が代わるので、メールを使っている場合は受信メールサーバー・送信メールサーバーを新サーバーのホスト名に変更する必要があります。

サーバー切り替えから24時間程度は、移行元サーバーにメールが届く可能性があります。
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_order_servertransfer_intro.php#link-f03

以上、エックスサーバーの新サーバー簡単移行機能を使って最新スペックのサーバーへ移行手順を解説しました。

現在のキャンペーン



下記リンクから申し込むと、キャンペーン価格より更に割引

当サイトのお友達紹介特典を利用すると、6ヶ月以上の契約期間に応じてさらに割引になります!

最大10,000円割引になる特典ありでエックスサーバーを申し込む

契約期間に応じて初回し払い料金が最大10000円割引
契約期間 通常料金
(スタンダードプラン)
キャンペーン価格
キャッシュバック後料金
友達紹介で
さらに割引
割引後の実質費用
6ヶ月 (月額)1,210円 x 6ヶ月
7,260円
変更なし -3,000円 4,260円
12ヶ月 (月額)1,100円 x 12ヶ月
13,200円
実質550円 x 12ヶ月
6,600円
-5,000円 1,600円
24ヶ月 (月額)1,045円 x 24ヶ月
25,080円
実質522円 x 24ヶ月
12,540円
-7,500円 5,040円
36ヶ月 (月額)990円 x 36ヶ月
35,640円
実質495円 x 36ヶ月
17,820円
-10,000円 7,820円
50%キャッシュバック+友達紹介で割引になるサーバー料金
  • 友達紹介の割引は初回払い時に割引が適用されます。
  • キャッシュバックキャンペーンは契約から6ヶ月後に申請してキャッシュバックされるシステムなので初回支払い金額は【通常料金 - 友達紹介割引】です。
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ソラミ♪

Webエンジニアをやりつつ、デザインにも携わる株式会社コムワークの中の人。WordPress、Adobeアプリ、カワウソ好き。 2015年から当ブログ運営|2008年からGmail使用中|WordPress制作10年以上|15社以上のレンタルサーバー利用経験|100件以上のドメイン取得運用|サイト・ドメイン移転多数 »  もっとくわしく

-サーバーTips
-,