この記事ではCPIシェアードプラン(共有レンタルサーバー)でPHPのバージョンを上げて、WordPressをアップデートする方法についてまとめています。
WordPressの動作環境とPHPバージョン
WordPress5.2がリリースされ、これよりPHPの必須最低バージョンが5.6.20になりました。これより古いバージョンのPHPを利用していると警告メッセージが表示され、PHPのバージョンアップを促されます。
https://ja.wordpress.org/2019/04/03/minimum-php-version-update/
WordPress6.3では PHP5.6のサポートが終了、PHP7.0以降、推奨環境はPHP7.4以上になっています。
CPIシェアードプラン(ACE01)では、特にバージョンを指定しない場合のデフォルトのPHPは5.5.16だったので、WordPressの最低要件を満たしていないため、ダッシュボードとWordPressの更新画面でメッセージが表示されました。
WordPressをアップデートするにはPHPのバージョンアップをしなければなりません。
CPIシェアードプランの最新プランは「ビジネススタンダード」です。(2022年9月29日リリース)
実体験中・法人向けレンタルサーバー、CPIシェアードプランの機能を解説
CPIサーバーでPHP7にバージョンアップする
CPIサーバーは契約時期(マルチドメインは申し込み時期)によって、サーバ環境が異なり利用できるPHPのバージョンも変わります。
CPIサーバーでPHP7を利用するためにまず自分が利用できるPHPのバージョンを確認します。CPIユーザーポータルからウェブコントロールパネルにアクセスすると確認できます。
CPIユーザーポータル画面からウェブコントロールパネルに移動します。サーバーの仕様を確認するには、ウェブコントロールパネルの「お客様情報」>「プログラムのパスとサーバーの情報」にアクセスします。
利用中のサーバ名は「aa***.secure.ne.jp」で、利用できるPHPの中の最新バージョンは「PHP7.1.15」です。PHP7.2は利用できないようです。。。
CPIサーバーで使用するPHPのバージョンを指定するには.htaccessに記述する必要があります。
PHP7.1.15を利用する場合は.htaccessに以下の内容を記述します。
AddHandler x-httpd-php71 .php
PHP7.0を利用したい場合は
AddHandler x-httpd-php70 .php
PHP5.6.34を利用したい場合は
AddHandler x-httpd-php5634 .php
PHP7以上はコンマ2つ目以降(ビルドバージョン?)は指定しなくても良いとのこと。
.htaccessに記述せずにPHPを利用する場合、サーバー側で標準で設定されてるPHPバージョンが適用されます。
自分のサーバーでデフォルトで適用されるPHPのバージョンを確認するには以下のページで
CPIオンラインヘルプ PHPのご利用について
http://acesr.document.secure.ne.jp/tools/php/
CPIの共用サーバーは申し込みの時期によって機能や仕様が変わってくるので確認が必要ですね。
本番サイトでPHPのバージョンを切り替える前にスマートリリース(CPIのステージング環境)で事前に不具合がないかどうか確認するのがおすすめです。