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初心者向けXserverの自動・手動バックアップと復元方法

2024-01-21

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初心者向けXserverの自動・手動バックアップと復元方法

ウェブサイト運営をしていく上で、バックアップは重要なポイントの一つです。

静的サイトと違って、WordPressのデータは全てサーバー上にあります。

レンタルサーバーでバックアップ機能があれば、もしものファイル上書きや、誤ってファイルを削除してしまった・・・なんていう事態になっても安心です。

またバックアップされているのはわかっているけれど、いざバックアップデータが必要になったときにどうやって元に戻せばいいのかはわかっていないものです。

エックスサーバーでは

  • Webデータ、メール、データベースの自動バックアップ
  • Webデータ、メール、データベースの手動バックアップ
  • バックアップしたデータを復元
  • バックアップデータの無料取得

の機能が標準で備わっています。

この記事ではエックスサーバーのバックアップ機能とデータの復元方法についてまとめています。

他社レンタルサーバーからエックスサーバーへ乗り換えたい!どうすればいいか知りたい方は

エックスサーバーの自動バックアップ

エックスサーバー では、データの安全性を確保するために、2つのハードディスクに同じデータを同時に保存する仕組みであるRAID1を採用しています。

これにより、サーバの設備に問題が発生した場合でもリアルタイムで全データがコピー(ミラーリング)され、データの損失を防ぐことができます。

さらに1日1回、バックアップ専用サーバーに自動バックアップを行っています。

自動バックアップ日時1日1回
深夜から早朝
バックアップデータ保持期間過去14日分 または 過去7日分(※)
バックアップ対象・サーバー領域(Web・メール)
・データベース(MySQL)
バックアップ・復元費用無料

※sv12301.xserver.jp以前のサーバー、sv1~sv20.xtwo.ne.jpサーバーは過去7日間のバックアップのままです。(エックスサーバー公式サイトでは順次14日に拡大予定と記述あり)

下記にあてはまるデータベースは自動バックアップの対象外となり、バックアップは行われません。

  • 破損等によりバックアップ処理が行えないデータベース
  • 保有するデータベーステーブルの数が「1,000」を超えるデータベース
  • バックアップの処理に大きな負荷がかかったり、処理が長時間に及ぶようなデータベース

自動バックアップされたファイルはサーバーパネルで確認することができます。

「Web・メールのバックアップ」と「データベースのバックアップ」はそれぞれ別のメニューになっています。

エックスサーバーの手動バックアップ

エックスサーバーでは自動バックアップだけでなく、自分の好きなタイミングで手動で最新のWebデータ・データベースのバックアップをとることができます。

このエックスサーバーの手動バックアップは結構便利な機能で、私は以下のようなタイミングで手動バックアップを使っています。

  • WordPressのバージョンアップ前
  • Webサイトのカスタマイズ前
  • Webサイトのリニューアル前

Webサイトに変更を加える時に、直前データのバックアップを取っておくと変更後にトラブルが起きてもデータを元に戻すことができます。

手動バックアップ機能は、エックスサーバーの中でも私のお気に入りの機能です。

ウェブ領域の手動バックアップ

ウェブ領域のデータを手動バックアップするには、アカウント>バックアップから入り、「手動バックアップデータ作成」タブを選択します。

バックアップ対象のディレクトリ一覧が表示されるので、バックアップを取りたいドメインの「作成とダウンロード」ボタンをクリックします。

「作成とダウンロード」ボタンをクリックすると、すぐにデータのダウンロードファイルが作成され、ローカルへダウンロードする状態になります。

ファイルダウンロードのダイアログが出てくるので、ファイルの保存場所を選択して保存ボタンをクリックすれば完了です。

バックアップファイルは[tar.gz]形式です。Windowsなら7-Zip,MacならThe Unarchiverなどで解凍できます。

手動バックアップファイルの中身

バックアップファイルを解凍すると以下のようなファイル構成になっています。

バックアップファイルのディレクトリ構造例
home
┗ サーバーID
 ┗ example.com (バックアップ対象のドメイン)
   ┣ autoreply
   ┣ log
   ┣ mail (メールデータ)
   ┣ public_html (Webデータ・サブドメインも含む)
   ┣ script
   ┗ xserver_php

ウェブ領域の手動ダウンロードのポイント

エックスサーバーの手動ダウンロードには、ドメインのWebデータのほか、メールデータやサブドメインのデータも含まれます。

それらすべて一括でダウンロードされるので、ファイル容量が大きくなる場合があります。

手動バックアップでも、バックアップファイルを選択できるといいのですけれど。今後機能追加してくれることを期待。。。

データベース(MySQL)の手動バックアップ

データベースのバックアップは、データベース>MySQLバックアップから行います。

「現在のMySQLをダウンロード」タブで、ダウンロードしたいデータベースを選んで「ダウンロード実行」をクリックします。

ダウンロードされるファイルはSQLファイル(.sql)です。圧縮形式でgz形式を選ぶと、.sql.gz形式の圧縮ファイルがダウンロードできます。

WordPressでどのデータベースが使われているか調べるには?

エックスサーバーのWordPress簡単インストールWordPress簡単移行でWordPressをインストールするとデータベースは自動で設定されるので(手動にもできます)、どのブログでどのデータベースを使っているかわからない場合があります。

バックアップをとりたいWordPressがどのデータベースを使っているかは、wp-config.phpを確認します。

wp-config.phpとは

WordPressの設定ファイルで、WordPressがデータベースにアクセスするための情報やセキュリティ設定などが記述されいる重要なファイルです。

wp-config.php, wp-login.phpを保護する方法、アクセス制限

wp-config.phpのがある場所は、WordPressがインストールされているディレクトリの直下です。

ブログURLがhttps://example.com/の場合、WordPressインストールディレクトリもhttps://example.com/である場合が多いです。

WordPressの管理画面>一般設定からも確認できます。

Xserverファイルマネージャーでみると、ドメイン名example.comの直下にあるpublic_htmlがWebデータの場所です。ここにwp-cofig.phpがあります。

wp-config.phpを選択して、編集ボタンをクリックするとファイルの中身を確認できます。(ウィンドウが小さくてちょっと見づらいですが・・・)

以下の「xxxxx_xxxxx」の部分がWordPressで使われているデータベース名です。

/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', 'xxxxx_xxxxx');

自動バックアップファイルを取得する方法

自動でバックアップされたデータを取得したい場合、サーバーパネルからいつでも可能ですが、「自動バックアップ取得申請」を行ってからファイルを取得できます。

以下の流れでファイルを取得します。

  1. 「自動バックアップデータの取得」からバックアップ対象日を選ぶ
  2. 取得するファイルを選択し「取得開始」
  3. バックアップサーバーからバックアップファイルがサーバー領域に配置される
  4. FTPでファイルをダウンロードする

自動バックアップデータの取得方法は、Webデータもデータベースもほぼ同じ流れです。

Web領域(Web・メール)の自動バックアップ取得

「自動バックアップデータの取得」からバックアップ対象日を選ぶ

アカウント>バックアップの「自動バックアップデータ取得・復元」タブで、「自動バックアップデータの取得」を選択後、対象バックアップ日から、取得したいファイルの日付を選択します。

取得するファイルを選択し「取得開始」

取得方法:「すべてを取得」か「対象を指定して取得」を選ぶことができます。

自動バックアップファイルはサーバー内のuserbackupディレクトリに保存されます。

「対象を指定して取得」を選ぶと、ドメイン単位、ドメインのWeb領域、Web用設定ファイル、メール領域を選ぶことができます。

手動バックアップではこれらすべて一括ダウンロードする形ですが、自動バックアップファイルの取得は対象ドメイン・ディレクトリを選択することができます。

対象ファイルを選択したら、「自動バックアップデータの取得についての注意事項」を確認します。

  • バックアップデータは24時間経過すると自動で削除される
  • 既にバックアップデータがある場合は古いデータはすべて削除される
  • サーバーの空き容量がないとバックアップデータ取得に失敗する
  • ファイル数やサーバー負荷状況によってデータの取得に時間がかかる場合がある

「上記の注意事項を理解した上で処理を行います。」にチェックを入れ、「取得を開始(確認)」をクリックします。

バックアップサーバーからバックアップファイルがサーバー領域に配置される

取得を開始後、バックアップデータ取得できるようになるには、「自動バックアップデータ取得・復元履歴」タブで確認します。

「正常終了」となっていれば、バックアップデータの取得が完了しています。

上記注意事項にもあったように、データの取得は取得するファイル数やサーバーの混雑状況などによってかなり時間がかかることもあります。

私がウェブデータのバックアップを取得した時は、15分ほどかかりました。

FTPでファイルをダウンロードする

実際のバックアップデータはFTPクライアントかファイルマネージャーからダウンロードします。

ファイルマネージャーで開いてみると、「userbackup」というディレクトリが生成されています。このディレクトリの中にバックアップドメイン名でバックアップデータがあります。

Web領域のバックアップデータを取得したので、中身はpublic_html内のデータです。

特定のファイルだけを取り出したい場合は、public_htmlの中からファイルを探してダウンロードできます。

public_html全体をダウンロードしたい場合は、一度圧縮してからダウンロードした方が簡単です。

圧縮したいディレクトリを選択して、ナビゲーションにある「圧縮」をクリックします。

圧縮ダイアログが開くので、ファイル名を入力し、「圧縮」ボタンをクリックします。

※必要に応じて、圧縮形式・ファイルの作成先を選びます。デフォルトのままでもOKです。

圧縮されたファイルが作成されます。このファイルをダウンロードします。

データベースの自動バックアップ取得

データベースの自動バックアップ取得もウェブデータと同じ要領です。

  1. 「自動バックアップデータ取得申請」タブから、取得したいデータベースのバックアップ日時を選んで「申請する」ボタンをクリック
  2. 自動バックアップデータの取得
  3. FTPでファイルをダウンロード

1. 「自動バックアップデータ取得申請」タブから、取得したいデータベースのバックアップ日時を選んで「申請する」ボタンをクリック

2.自動バックアップデータの取得

「自動バックアップデータ取得申請履歴」タブで取得状況を確認します。

ウェブデータの取得同様、データベースの容量やサーバー混雑状況によって時間がかかる場合があります。

私が実際にデータベースの自動バックアップを取得した時には、データベースファイルは62KB程度でしたが、ファイルがダウンロードできるようになるまで1時間半ぐらいかかりました。

3. FTPでファイルをダウンロード

バックアップデータ取得ができたら、FTPを利用してファイルをダウンロードします。

ファイルマネージャーでサーバーを開いてみると、backupディレクトリが生成されていてその中にデータベースファイルが保存されています。

.sql.gz形式のファイルがデータベースファイルです。このファイルを選択して、「ダウンロード」を押せばローカルPCへダウンロードできます。

バックアップから復元する方法

自動バックアップデータから復元もエックスサーバーでは、管理画面から簡単に行うことができます。

Web・メールの復元

復元手順は、自動バックアップデータ取得とほぼ同じです。

  1. 「自動バックアップデータから復元」を選択して、バックアップ対象日を選ぶ
  2. 取得するファイルを選択し「復元の開始」
  3. 復元状況は履歴で確認
  4. 復元完了
「自動バックアップデータから復元」を選ぶ

エックスサーバーでメールデータを復元する方法を別の記事で解説しています。
エックスサーバーでメールが消える?メールを残す設定と消えたメールの復旧方法

データベースの復元

データベースの復元は「MySQLの復元」から行うことができます。

復元したいデータベースのバックアップ日を選択し、「復元」ボタンを押すだけです。

復元する時の注意点

データを復元する場合、バックアップデータ以降に作成されたファイル、新しいデータはすべて上書きされてしまいます。

復元を実行する前に、手動バックアップをとっておくことをお勧めします。

以上、エックスサーバーの自動バックアップ機能と手動でバックアップする方法、データを復元する方法をまとめました。

最初に述べたように、バックアップ機能はサイト運営する上で重要な機能です。

エックスサーバーのバックアップ機能は、操作が簡単な上に高機能なので、エックスサーバーを選ぶポイントの一つになるでしょう。

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