独自ドメインでウェブサイトを公開したり、独自ドメインのメールアドレスを取得するには、独自ドメインとレンタルサーバーが必要ですが、必ずしも同じ会社で管理する必要はありません。
しかしサーバー会社によっては、サーバー契約の特典として、独自ドメインが無料になるというサービスがある場合があります。この独自ドメイン無料特典は、既に取得済みのドメインも対象になる場合があるので、もし対象なら使わない手はないですね。(※ドメインの種類によって対応していない場合もあり)
エックスサーバー、法人向けのエックスサーバービジネスにも独自ドメイン無料特典があります。
エックスサーバー | Xserverビジネス | |
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独自ドメイン無料特典 | ■スタンダードプラン ・12ヶ月契約でドメイン1個+自動更新 ・24ヶ月契約でドメイン2個+自動更新 ■プレミアムプラン・ビジネスプラン ・ドメイン2個無料 | サーバー契約でドメイン2個無料 |
本記事では、さくらインターネットで取得したドメインをエックスサーバーへ「ドメイン移管」をする手順について解説しています。
さくらインターネットからエックスサーバーへドメイン移管の流れ
ドメイン移管の手続きは会社によって多少違いがあります。またドメインの種類によって(JPドメイン、.comや.netなどのgTLDドメイン)手続き方法に若干の違いがあります。
さくらインターネットからエックスサーバーへドメイン移管する手続きは以下のような流れになります。
JPドメイン(汎用JP /属性型JP)
- さくらインターネット:移管(転出)依頼・オースコード取得
- エックスサーバー:移管申請・オースコード入力
gTLDドメイン(.comや.netなど)
- さくらインターネット:gTLDドメインの移管転出依頼、オースコード取得
- エックスサーバー:ドメイン移管申請・オースコード入力
- ドメイン管理者宛てに移管承認メール送信
本記事ではJPドメインの移管手続きを取り上げています。
ドメイン移管前に注意する点
- ドメイン有効期限から1ヶ月以上余裕をもってドメイン移管をする
- 既にドメイン更新費用を払ってしまっている場合は、有効期限がすぎてからドメイン移管をする
- ドメイン移管には「オースコード」が必要
- ドメイン移管時に移管先で移管手数料が発生する場合がある(Xserverでは1年分の更新費用)
【JPドメイン(汎用JP /属性型JP)】のドメイン移管
さくらインターネットで、移管(転出)依頼をする
さくらインターネットの会員メニューにログインして、ドメインの転出申請をします。
移管ドメインの「手続き」項目で「転出」をクリックします。
個人情報の取り扱いに同意画面が表示されるので、「同意する」をクリックすると、「メールでのお問い合わせ」フォームに遷移します。
お問い合わせフォームで入力するのは、以下の項目です。
お問い合わせの種類 | 「JP系ドメイン移管(転出)依頼」を選択 |
お問い合わせ区分 | 「その他、わからない、当てはまらない」を選択 |
申請ドメイン名 | 移管するドメインを入力 |
確認事項の同意 | 「注意事項を確認し、同意しました」にチェック |
メールでオースコードが届く
フォームで送信後、管理者メールアドレスに「JP系ドメイン移管(転出)依頼」という件名でメールが届きます。
メールにはドメイン移管に必要な「オースコード」が記載されているので控えておきます。※2023年からJPドメインでも、ドメイン移管時にオースコード(認証鍵)が必要になっています。
オースコードについてくわしくは以下の記事で解説しています。
エックスサーバーでドメイン移管申請をする
ここからはエックスサーバーにて作業をします。Xserverアカウントから移管申請をします。
さくらインターネットで受け取ったオースコードを入力します。
エックスサーバーにドメイン移管時に移管手数料としてドメイン更新1年分の費用がかかります。(もちろん、移管後にはドメインの有効期限が1年更新されます)
Xserverドメイン キャンペーン中なら移管費用が1円になる
エックスサーバードメインでは移管キャンペーンを開催している時があります。その場合、通常発生するドメイン移管費用が1円になるかも。
エックスサーバー・エックスサーバービジネスではドメイン永久無料特典があり、特典の対象ならドメイン移管で特典を受けることができます。
支払い手続きが終わると移管申請が完了します。
あとは、移管完了のお知らせがメールで届けば、移管完了です。早ければ移管申請の翌日に、「ドメイン移管完了のお知らせ」が届きます。
さくらインターネットからエックスサーバーへのドメイン移管は、事前にさくらで転出手続きをちゃんと行えば非常にスムーズに移管できます。