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WordPressの自動更新を停止する方法と安全な更新手順

2022-02-02

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WordPressの自動更新を停止する方法と安全な更新手順

ソラミ♪

Webエンジニアをやりつつ、デザインにも携わる株式会社コムワークの中の人。WordPress、Adobeアプリ、カワウソ好き。 2015年から当ブログ運営|2008年からGmail使用中|WordPress制作10年以上|15社以上のレンタルサーバー利用経験|100件以上のドメイン取得運用|サイト・ドメイン移転多数 »  もっとくわしく

この記事では、WordPressのアップデート(メジャーアップデート・マイナーアップデート)とバージョンアップの方法についてまとめています。WordPressの自動更新を停止する方法と、安全に更新する手順を網羅していきます。

WordPress更新(アップデート)の種類と更新方法の違い

WordPressの更新(アップデート)は、WordPressの構成要素ごとに行われます。具体的には以下のものです。

  • WordPressコアファイル(本体)
  • テーマ
  • プラグイン
  • 翻訳ファイル

WordPress本体のアップデート(コアアップデート)は定期的に行われていて、メジャーアップデート・マイナーアップデートの2種類があります。アップデートの違いは以下のようになります。

メジャーアップデートマイナーアップデート
バージョン表記例: 5.6 → 5.7 , 4.x.x → 5.0.0
2桁目の数字または1桁目の数字が上がる
例:5.1.x → 5.1.1
3桁目の数字があがる
アップデート時期およそ4ヶ月ごと不定期
アップデート内容新しい機能やデザインの大幅な変更セキュリティに関わる脆弱性対応、バグ修正やパフォーマンスの向上
アップデート方法インストール時期や設定によって自動または手動基本自動で行われる
バージョン番号の付け方

WordPress3.7より自動更新が導入されて、マイナーアップデートは自動で更新されるようになり、5.6からはメジャーアップデートも自動更新が有効になりました。

WordPress5.6から新規インストールするとメジャーアップデートもデフォルトで自動更新されるようになっています。

自動更新のメリットと注意点

WordPressの自動更新には以下のようなメリットがあります。

  • アップデートの手間が省ける
  • サイトのセキュリティ保持

WordPressのアップデートはメジャー・マイナー合わせて月1回程度のペースでアップデートされています。プラグインやテーマのアップデートを合わせると、かなりの頻度になるので手動で行うには労力が発生します。

自動更新を有効にすることで、WordPressは自動的に最新のバージョンにアップデートされ、運営者は手動でアップデートする手間を省くことができます。

またセキュリティの脆弱性が修正された最新バージョンが即座に適用されるので、サイトのセキュリティが向上します。

ただしメジャーアップデートの場合、大きな変更や機能追加が行われるため、プラグインやテーマの互換性に問題が生じる場合があります。

WordPress更新が自動か手動かの確認方法

WordPressのダッシュボードにある「WordPressの更新」画面で確認できます。自動更新の種類で文言が異なります。

メジャーアップデートも含め全て自動更新が有効な場合

このサイトは WordPress の新しいバージョンごとに自動的に最新の状態に保たれます。

という表記になっています。すべてのバージョンが自動更新される状態です。

マイナーアップデートのみ自動更新が有効な場合

このサイトは WordPress のメンテナンスリリースとセキュリティリリースのみで自動的に最新の状態に保たれます。

文字通り、メンテナンスリリースとセキュリティリリースの場合のみ(マイナーバージョンのみ)自動更新されます。

自動更新が無効になっている場合

このサイトは新しいバージョンの WordPress の自動更新を受け取りません。

と表示されている場合は、メジャーバージョンアップ、マイナーバージョンアップのどちらも自動更新されない状態です。

自作テーマや有料テーマを使っていたり、WordPressに独自のカスタマイズを加えているすると、自動でアップデートされると困ることが多いですよね。プラグインが対応していない場合もありますし。

気づかないうちにアップデートされていて、

・サイトのレイアウトが崩れてしまった
・一部の機能が使えなくなった

という不具合が起きたり、最悪の場合は

サイトが真っ白になってしまった・・・
エラーが発生してサイトが表示されていなかった

ということが起きる場合あります。

こういった場合はマイナーアップデートは自動更新有効、メジャーアップデートは手動で更新といった以前の状態に戻すことも可能です。

WordPressの自動更新を停止する3つの方法

WordPressの自動更新を停止させるには、簡単にできるものから、設定ファイルで細かく制御する方法があります。大きくは以下の3つです。

  1. WordPressダッシュボードで切り替える(難易度:
  2. wp-config.phpに設定する(難易度:
  3. function.phpに設定する(難易度:

WordPressダッシュボードで切り替える

難易度:

WordPress管理画面で「ダッシュボード」>「更新」を開くと、WordPressの状態、更新の有無が確認できます。

「このサイトは WordPress の新しいバージョンごとに自動的に最新の状態に保たれます。」
と表示されているとすべてのバージョンが自動更新されるようになっている状態。

すぐ下にある

メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新に切り替えます。

をクリックします。

すると、「WordPressは今後、自動セキュリティおよびメンテナンスリリースのみを受け取ります。」と表示されます。

これでマイナーアップデートのみが自動更新されるようになります。

逆に、「WordPress のすべての新しいバージョンに対する自動更新を有効にします。」というリンクをクリックすると、すべてのアップデートが自動で行われるようになります。

wp-config.phpに設定する

(難易度:

WordPressダッシュボードではすべてのバージョンの自動更新か、マイナーバージョンの自動更新を選択できますが自動更新自体は停止できません。

すべてのバージョンで自動更新を停止したい場合などはwp-config.phpで制御します。

WordPressの自動更新を完全に停止する定数

define( 'AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED', true );

AUTOMATIC_UPDATER_DISABLEDtrueにすると、コアファイルだけでなくテーマやプラグインの自動更新も無効になります。

コアアップデートに関する定数

#すべてのコアアップデートが有効
define( 'WP_AUTO_UPDATE_CORE', true );
#すべてのコアアップデートが無効
define( 'WP_AUTO_UPDATE_CORE', false );
#マイナーアップデートが有効
define( 'WP_AUTO_UPDATE_CORE', 'minor' );

コアアップデートは、メジャー・マイナーの他に開発版のアップデートもあります。開発版アップデートは開発版を運用しているサイトに適用されます。

function.phpに設定する

難易度:

フィルターフックを使うとテーマやプラグインの自動更新なども制御することができます。フィルターを使って自動更新を制御する場合は、functions.phpに記述するか、mu-pluginsに設置します。

すべての自動更新の停止・無効化

add_filter( 'automatic_updater_disabled', '__return_true' );

コアアップデートの制御

// WordPressコアの自動更新を無効化
add_filter('auto_update_core', '__return_false');

// WordPressコアの自動更新を有効化
add_filter('auto_update_core', '__return_true');

//マイナーバージョンの自動更新有効化
add_filter( 'allow_minor_auto_core_updates', '__return_true' ); 

//メジャーバージョンの自動更新有効化
add_filter( 'allow_major_auto_core_updates', '__return_true' );   

//開発版の自動更新有効化
add_filter( 'allow_dev_auto_core_updates', '__return_true' ); 

プラグインの自動更新

// プラグインの自動更新を無効化
add_filter('auto_update_plugin', '__return_false');

テーマの自動更新を無効にする

// テーマの自動更新を無効化
add_filter('auto_update_theme', '__return_false');

自動更新メールを停止する

add_filter( 'auto_core_update_send_email', '__return_false' );

自動更新を有効にしていると、「[サイト名] WordPress x.x.x へのサイト更新が完了しました」というようなアップデート結果や失敗したときなどメールで通知がきます。

サイトが大量にある場合や、更新についての通知が不要な場合など、通知メールを無効にしたいときに利用します。

更新状態によるフィルターを使ってアップデートに失敗したり緊急の通知メールだけ有効にしたい場合は以下のように設定できます。

add_filter('auto_core_update_send_email', 'custom_auto_core_update_email', 10, 4);

function custom_auto_core_update_email($send, $type, $core_update, $result) {
    if ($type !== 'success') {
        return true; // 通知メールを有効にする
    }
    return false; // 通知メールを無効にする
}

WordPressを安全に手動更新する手順

WordPressコアファイルを手動でアップデートするには以下の手順で行うのが安全な方法です。

  1. データベース・WordPressファイルのバックアップ
  2. プラグインを停止する
  3. WordPressの更新
  4. プラグインをひとつずつ有効にする
  5. サイト確認

WordPressを手動で更新する手順は以下の記事で解説しています。
関連記事WordPressの手動バージョンアップ(アップデート)手順

WordPressの更新に失敗してしまった時の対処法は別の記事でまとめています。
関連記事WordPress アップデートに失敗したときの対処法

まとめ

WordPressの自動更新機能は、セキュリティを強化し、新しい機能を提供するために非常に重要ですが、時には予期せぬ問題が発生することがあります。この記事では、WordPressの自動更新を停止する方法と、WordPressを安全に更新する手順をまとめました。

WordPress公式でも最新バージョンを使うことを推奨しているため、自動更新は有効にしておいた方がよいのは事実です。

The most important thing to do for WordPress security is to keep WordPress itself and all installed plugins and themes up to date. It is also encouraged for users to choose themes and plugins that are actively receiving updates.

(自動翻訳)
WordPress のセキュリティのために行うべき最も重要なことは、WordPress 自体と、インストールされているすべてのプラグインおよびテーマを最新の状態に保つことです。また、ユーザーには、更新を積極的に受信しているテーマとプラグインを選択することをお勧めします。

WordPress Developer Resources

WordPressがシンプルな構成だったり、有料テーマを使っている場合は開発者さんが事前に動作確認を行なっていることが多いので、すべてのバージョンで自動更新されるようになっていても心配は少ないです。

しかし自分でもカスタマイズを行っていたり、テーマ・プラグイン開発をしている場合は、メジャーアップデートなど大きな変更の場合は、自動更新を停止して事前に確認しておきたいところです。

アップデート前にはサイトのバックアップを取得し、プラグインやテーマとの互換性を確認することが肝要です。

ブログの運用方法に合わせて、WordPressアップデートを行なっていきましょう。

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