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Adobe Creative Cloud「同期済みファイル」終了で、PC間でファイルが同期されなくなる

2023-10-17

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Adobe Creative Cloud「同期済みファイル」終了で、PC間でファイルが同期されなくなる

2023年7月終わりから8月にAdobeから「Creative Cloudの「同期済みファイル」機能終了のお知らせ」という告知がありました。

ファイル共有に関する機能終了になるため、影響を受ける人も多いのではないでしょうか。私もその一人です。Adobeからのメールを読んでもいまいち理解しにくかったのでAdobe CCの「同期済みファイル」機能が終了に関してまとめます。

Creative Cloud「同期済みファイル」終了とは

メールのお知らせもありましたが、9月23日付でAdobe公式サイトにも告知されています。

Creative Cloud 同期済みファイルの提供が終了します。2024 年 2 月 1 日をもって、Creative Cloud エンタープライズ版や Creative Cloud グループ版のビジネスアカウントに関連付けられていないすべての無料および有料個人ユーザーにおいて、Creative Cloud 同期済みファイルの提供が終了します。

Creative Cloud 同期済みファイルの提供終了

上記は個人ユーザー向けのアナウンスですが、「Creative Cloud グループ版および Creative Cloud エンタープライズ版を含むビジネス向けCreative Cloud 同期済みファイル」も2024年10月に提供終了となるようです。

同期済みファイルとは?

Adobe CCの「同期済みファイル」とは、Creative Cloudアプリをインストールするとユーザーのホームディレクトリに「Creative Cloud Files」というフォルダがインストールされます。

Macの場合

/Users/<ユーザー名>/Creative Cloud Files

Windowsの場合:

C:¥ユーザー¥<ユーザー名>¥Creative Cloud Files

この「Creative Cloud Files」フォルダにファイルを保存すると、クラウドストレージ(Creative Cloud Web)に自動的に同期されるのです。

Adobe CCサブスクリプションを契約していれば、2台のPCにアプリをインストールできます。

「Creative Cloud Files」フォルダが同期されるので、DropboxやBox.comのようなクラウドストレージのように、異なるPC間でファイルを共有することができました。

また、AdobeCCユーザーやグループ間でもフォルダごとにファイルを共有することができる便利な機能です。

関連記事Adobeクラウドストレージ 使い方と容量が増えない時の対処法

同期済みファイルが終了すると何が使えなくなる?

  • 2024年2月1日以降、「Creative Cloud Files」内のファイルは、クラウドストレージに同期されなくなる
  • 2024年2月1日以降、クラウドストレージにあるファイルは削除される
  • 全てのデバイスでファイル共有ができなくなる
  • ローカルPC内の「Creative Cloud Files」にあるファイルは削除されない

今後の代替サービスはある?

クラウドドキュメント、CCライブラリは引き続き利用が可能です。今後はこれらの機能を使ってファイルを共有していくことになります。

クラウドドキュメント

クラウド上でドキュメントを保存、編集ができ、複数ユーザーで同じドキュメントにアクセスして共同作業ができます。

複数デバイス間でクラウドドキュメントを同期できるので、スマホで作成したクラウドドキュメントをPCで編集することができます。

クラウドドキュメントに対応しているアプリ:
PhotoshopIllustratorAdobe FrescoAdobe ExpressAdobe Aero、Adobe XD(※)

XDは開発終了?

※2023年1月にAdobe XDは単体販売が終了になっており、製品一覧からも消えています。XDのページには「Adobe XD は現在メンテナンスモードです。」と表記されています。

既にインストール済みの製品はそのまま利用できますが、今後アップデートは行われないようです。

Creative Cloud ライブラリ

CCライブラリでは、ロゴ、アイコン、カラースウォッチ、テキストスタイル、写真、イラスト、フォントなどのエレメントをプロジェクトごとに保存し、チームで共有し共同で作業することができます。

Frame.io

2021年にAdobeが買収したビデオ制作および映像制作プロジェクト向けのクラウドベースの協力プラットフォーム。

ビデオのアップロード、コメント、協力、バージョン管理を簡単にでき、編集者、制作者、クライアント間での作業を効率化します。 Adobe Premiere ProやFinal Cut Pro Xと統合されており、プロジェクト管理を効率的に行うことができます。

※Frame.ioのプロフェッショナル版プラン、グループ版プラン、エンタープライズ版プランはAdobeCCサブスクリプションとは別に購入する必要があります。

Adobeクラウドストレージの使い方は以下のページでまとめています

Adobeクラウドストレージ 使い方と容量が増えない時の対処法

Adobe クラウドストレージはAdobe Creative Cloudのオンラインストレージです。 DropboxやBox、Google Driveと同じように使うことができるほか、Adobe CC ...

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Adobe以外で作業ファイルを共有する方法

AdobeのCreative Cloudファイルと同じように同期できるクラウドストレージをいくつかピックアップします。

サービス無料プラン
ストレージ
有料プラン
ストレージ
有料プラン
月額料金
Dropbox2GBDropbox Plus
2TB
1200円
Box10GB100GB
ファイルのアップロード容量上限:5 GB
1,320円
Google One15GBベーシック
100GB
250円
OneDrive icon5GBMicrosoft 365 Basic
100GB
229円

まとめ

AdobeのCreative Cloud同期済みファイルが終了することについてまとめました。

今後、作成したファイルをクラウドドキュメントとして保存する場合、アプリケーションからしかアクセスできなくなります。

私はこの同期済みファイル機能をAdobe関連のファイル以外にも画像の共有など頻繁に使っていたので、終了後はどうしようか。。。。考え中です。

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