SSLサーバ証明書をインストールしてウェブサイトを常時SSL化したらhttpをhttpsにリダイレクトも忘れずに設定しましょう。
HTTPリダイレクトを設定しておけば
- ブックマークされたURL
- 検索エンジンにインデックスされたURL
などにアクセスがあった場合にhttps化されたページにリダイレクトしてくれます。
検索エンジンの評価を引き継ぐ
検索エンジンではhttpから始まるURLとhttpsから始まるURLは別物とみなされます。
HTTPSリダイレクトを正常に設定しておけば、httpでのSEO評価をhttpsに引き継ぐことができます。
.htaccessによるHTTPSリダイレクト
httpsへリダイレクトをするには.htaccessを編集します。以下の内容を.htaccessファイルにコピペします。WordPressのrewriteがある場合はそれよりも上がいいでしょう。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
エックスサーバー , Xserverビジネス, シンレンタルサーバーなどは、上記の記述でリダイレクトできます。
.htaccessの内容は利用しているサーバーによって対応が異なります。同じ記述でも有効にならない場合もあるので必ず確認しましょう。
HTTPSへのリダイレクトのほか、wwwありなしを統一する場合は以下の記事も参考になります。
GMOクラウド iCLUSTA+ でのHTTPSリダイレクト
iCLUSTA+ by GMOでは「RewriteCond %{HTTPS} off
」には非対応のため、HTTPSリダイレクトは以下のようになります。
RewriteEngine on
RewriteCond %{ENV:HTTPS} !^on$
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
アイクラスタプラスでは.htaccessの記述には色々制限があります。
CPIシェアードプランでのHTTPSリダイレクト
CPIの共有レンタルサーバーではmod_rewriteを利用する場合symlink
の記述が必要です。
またCPIレンタルサーバーは申し込み時期によって、プラン名(サーバ仕様)が異なります(SV-Basic,ACE01, ビジネススタンダードなど)。
#SV-Basicの場合
Options +SymLinksIfOwnerMatch
RewriteEngine On
# ACE01_2015以降の場合
Options +SymLinksIfOwnerMatch
#ACE01_2011以前の場合
Options +FollowSymLinks
現在のビジネススタンダード
では、すべてのドメインで無料独自SSLが利用できるようになっています。
関連記事CPIサーバーの無料SSL設定と常時SSL化する手順
さくらインターネットのHTTPSリダイレクト(コンパネで操作)
さくらのレンタルサーバでは、htaccessをいじらなくてもコントロールパネルから操作可能です。
サーバーコントロールパネルの「ドメイン/SSL」メニューから、当該ドメインの「設定」ボタンをクリックすると以下の「ドメイン設定」の画面が表示されます。
「HTTPS転送設定」項目、「HTTPSに転送する」にチェックを入れます。
※ドメインがSSL設定されていることが前提です。またはSSL設定の際に一緒に設定します。
ConoHa WINGの場合
ConoHa WINGでは、無料独自SSLの設定すると自動的にhttpsのURLへリダイレクトされるようになります。
無料SSLを設定するには、ConoHa WINGのコントロールパネル、サイト管理 > サイトセキュリティから、「無料独自SSL」を開いて「利用設定」を「利用する」にするだけで無料SSLが有効になります。
.htaccessを編集してリダイレクト設定するとリダイレクトのループ状態になりエラーになってしまう場合があるので注意が必要です。
ConoHa WINGではLet's EncryptだけでなくアルファSSLも無料で利用できます。
関連記事ConoHa WINGのSSL化方法、無料のアルファSSL設定も
SSLリダイレクトまとめ
ウェブサイトをSSL(https)化したら、SSLページにリダイレクトされるよう設定するのは、ユーザーにとってもSEO上でも必須事項になります。
SSLリダイレクトの方法は利用しているサーバーによって異なっていますので事前に確認しましょう。