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シンレンタルサーバーでメールアドレス作成する手順

2024-08-10

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シンレンタルサーバーでメールアドレス作成する手順

ソラミ♪

Webエンジニアをやりつつ、デザインにも携わる株式会社コムワークの中の人。WordPress、Adobeアプリ、カワウソ好き。 2015年から当ブログ運営|2008年からGmail使用中|WordPress制作10年以上|15社以上のレンタルサーバー利用経験|100件以上のドメイン取得運用|サイト・ドメイン移転多数 »  もっとくわしく

本記事ではシンレンタルサーバーで独自ドメインを使ったメールアドレスの作成方法を解説します。

作成したドメインメールアドレスはOutlookやGmailに設定して使うことができます。

シンレンタルサーバーは、WordPress高速化技術KUSANAGIを導入した最新技術を搭載し、安さも追求した国内最速&コスパNo.1レンタルサーバーです。

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メールアカウントを個別に登録する

まずは、使用するメールアドレスをシンレンタルサーバーで作成することからはじめます。

ここでは、シンレンタルサーバーでドメインは設定済みであることを前提としています。

シンサーバーでのドメイン設定は「Xserverからシンレンタルサーバーへサーバー移行」の記事でドメイン設定方法を詳しく解説しています。

メールアカウントの作成は、シンレンタルサーバーのサーバーパネルにログインし以下の要領で行います。

  1. サーバーパネル ログイン
  2. メール > メールアカウント設定 > メールアカウントを追加
  3. メールアカウント、パスワード、容量を入力して「追加する」

メールアカウントの入力と入力できる文字

シンレンタルサーバー メールアカウント設定入力項目
アカウント入力項目入力できる文字
①メールアカウント名(@の前)半角64文字以内
使用できる文字:半角英数字と次の記号「-」「_」「.
.」(ドット)を名前の先頭、最後に使用できません。
また2回以上続けて使用もできません。
②ドメインアカウントを作成するドメインを選択
③パスワード半角英数記号8文字以上、45文字以内
数字のみの登録はできません。
使用できる記号 !#$%=~^|:_[]{}.+-*/
④容量(メールボックス容量)初期値は2000MB(2GB)
1〜20000MB(20GB)で設定可能
⑤メモメールアカウント分類上のメモ
シンレンタルサーバーのメールアカウント作成時の入力項目

10個以上メールアドレスを作成するなら一括登録が便利

10個以上のメールアカウントを作成するなら一括登録が便利です。一度に最大100件のアカウントを作成できます。

メールアカウント一括登録は、パスワードを自動生成するやり方と、パスワード・容量を任意の値に設定して作成する方法があります。

アカウント一括登録方法1:パスワード自動生成

シンレンタルサーバーのメールアカウント一括登録

1アドレスを一行ごとに改行して入力していきます。

メールアドレスだけ入力して一括登録すると、パスワードは自動で生成され、メールボックスは2000MB(メモは省略)でメールアカウントが作成できます。

シンレンタルサーバー、メールアカウント一括作成の完了。パスワードは控えておく。

メールアドレスは決まっていて、パスワードはおまかせで作成したいときに向いています。

自動生成されたパスワードを控えておくのを忘れないようにしましょう。あとで確認することはできません。

アカウント一括登録方法2:パスワード・容量を任意の値に設定して作成する

メールアドレス,パスワード,メールボックス容量,メモ」のカンマ区切りでデータを作成して一括で登録できます。

test@example.com,password,1000,管理者

他社サーバーからサーバー移行などで、同じパスワードをそのまま使いたいときや、アカウントごとにメールボックスを個別に設定したいときなどに便利です。

他のメールへの転送(必要な場合のみ)

スマホやGmailなどに受信メールを転送したり、問い合わせメールをチームで共有したいといった場合は、転送設定をしておきます。

メールアドレスリストから設定したいアドレスの「転送」ボタンをクリックします。

シンレンタルサーバーのメール転送

転送の設定画面が開くので、転送したメールをメールボックスに残すか残さないかの設定をし、転送先アドレスを入力します。

メール転送先の設定

上記は、アドレスに届いたすべてのメールを転送する設定です。メール件名や送信者など個別に転送設定をしたい場合は「メールの振り分け」から設定できます。

Gmailで迷惑メールにされない設定:SPF, DKIMを設定する

メールアドレスを作成したら、SPF, DKIMの設定をしておきます。

SPF, DKIM設定は、メールの信頼性、メール到達率向上になり、自分のメールがGmailで迷惑メールにならないためにもやっておくべき設定です。

シンレンタルサーバーのDKIM設定・SPF設定・DMARC設定

SPF設定(自動設定済み)

SPFとは送信メールのなりすまし・改ざんを防ぐ技術です。

シンレンタルサーバーではドメインを追加すると、自動でSPFレコードを追加するため、ユーザー側で作業は不要です。

ドメイン設定での独自ドメインを追加時に、SPFレコードを自動で追加いたします。
そのため、独自ドメインに対してお客様ご自身でSPF設定を追加していただく必要はありません。

シンレンタルサーバー・SPF設定

DKIM設定

DKIMは、送信メールにデジタル署名を付与し、受け取る側の受信メールサーバーがなりすましや改ざんでないこと確認する技術です。

DKIM設定をすることで、Gmailなど迷惑メールフィルタが厳しいメールサーバーでも、スパム扱いされることなくメールを送ることができます。

設定は簡単、該当のドメインでOFFになっているのをONにするだけです。

シンレンタルサーバーDKIM設定画面
シンレンタルサーバー DKIM設定

1日5000通以上メルマガ配信するならDMARC設定もやっておく

Googleが発表した「メール送信者のガイドライン」により、Gmailアカウント宛に1日5000通以上配信する企業などはSPF, DKIM, DMARCの3つの設定をしないと、Gmailへメールが送れなくなる恐れがあります。

DMARCは、SPFやDKIM認証が失敗したときメール受信側がどう対応するかを定めたもので、SPF, DKIM設定を行った上で設定する必要があります。

シンレンタルサーバーDMARC設定

DMARCは段階的に設定を行うことを推奨されています。

シンレンタルサーバーのDMARCポリシー、レポート設定

以上でサーバー側での設定は終了です。

メールソフトでメールアドレスを設定する

作成したメールアドレスをOutlookで使う設定を行います。

メール設定に必要な情報

設定時に必要になる情報を、チェックしておきましょう。

項目説明
メールアドレス作成したメールアドレス
アカウント名メールアドレスと同じ
パスワードメールアドレスに設定したパスワード
メール受信方式(プロトコル)POP または IMAP
受信メールサーバーサーバーホスト名と同一 sv0000.wpx.ne.jp
送信メールサーバーサーバーホスト名と同一 sv0000.wpx.ne.jp
ポート番号POP: SSL/TLS 995
IMAP: SSL/TLS 993
SMTP: SSL/TLS 465
メール設定に必要な項目

メールの受信方式(POPまたはIMAP)

メールの受信方式(POPまたはIMAP)を決めておきます。POPとIMAPには以下のような違いがあります。

メールを1つの場所でしか受信しない場合はPOP、PCやスマホなど複数デバイスで受信する場合はIMAPがおすすめです。

メール受信方式の違い
メール受信方式の違い

メールサーバーを確認する

シンレンタルサーバーでは、メールサーバーはホスト名と同じです。自分のメールサーバー情報は以下から確認できます。

  1. 「サーバーアカウント設定完了のお知らせ」メール
  2. サーバーパネル> メールアカウント設定>メールソフト設定タブ

サーバー申し込み後に届く「サーバーアカウント設定完了のお知らせ」メールにメール設定情報が記載されています。

※但し、シンレンタルサーバーではお試し期間はメール関連の使用はできません。

もう一つは、サーバーパネルのメールアカウント設定画面で確認できます。

サーバーパネル・メールアカウント設定、メールソフト設定タブ

Outlookで独自ドメインメールを設定する手順(IMAPで受信)

Outlookでのメール設定を例に手順を設定します。

  1. Outlookを起動し、ファイル>アカウント追加
  2. メールアドレスを入力し、詳細オプションをクリックして
    「自分で自分のアカウントを手動で設定」にチェックを入れる
  3. アカウントの種類、IMAPをクリックする
  4. IMAPアカウントの設定:
    受信メール
    サーバー:sv***.wpx.ne.jp, ポート:993
    このサーバーは暗号化された接続(SSL/TLS)が必要:チェック
    セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)でのログオンが必要:チェックしない
    送信メール
    サーバー:sv***.wpx.ne.jp, ポート:465
    暗号化方法:SL/TLS
    セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)でのログオンが必要:チェックしない
  5. パスワードを入力
  6. 設定完了

設定が完了したら、SMTP認証の設定、IMAPのルートフォルダ設定も行います。

SMTP認証の設定

SMTP認証とは、メール送信者が正当なユーザーであることを確認するためのものです。

認証がないと、第三者が不正にサーバーを使って大量のスパムメールを送信する可能性があります。

  1. ファイル>「アカウント設定」>「プロファイルの管理」
  2. メールアドレスを選択して「変更」をクリック
  3. POPとIMAPのアカウント設定>詳細設定をクリック
  4. インターネット電子メール設定>送信サーバータブ
  5. 「送信サーバー(SMTP)は認証が必要(O)」と、「受信メールサーバーと同じ設定を使用する(U)」がチェック、選択されていることを確認する
  6. OKで閉じて完了

IMAPのルートフォルダ設定

IMAPで受信する場合はルートフォルダのパスを設定します。

  1. ファイル>「アカウント設定」>「アカウント名と同期の設定(N)」
  2. IMAPアカウントの設定>「フォルダー設定」項目の「ルートフォルダーのパス」に「inbox」と入力
  3. 「次へ」で閉じる

以上、Outlookでシンレンタルサーバーのメールを設定する手順でした。

シンレンタルサーバーでは、各メールソフトでの設定方法のマニュアルが用意されています。

シンレンタルサーバー マニュアル:メールソフトの設定

シンサーバーのメールアドレスをGmailで使うなら、転送+送信設定がおすすめ

Gmailでは、Gmailアカウントだけでなく外部独自ドメインのメールで送受信することもできます。

但し、メール受信はPOPのみで一定間隔でしかメール受信ができません。

そのため、メール受信はサーバー側で転送して、Gmailでは送信設定のみをするのがおすすめです。

詳しい設定方法は以下の記事で解説しています。

Gmailに他のメールアドレスを追加して送受信する方法」では、受信メールをGmailへ自動転送して、ドメインメールで送信する手順を解説しています。

>> Gmailでドメインを使って送信する設定に直接ジャンプします。

まとめ

本記事では、シンレンタルサーバーで独自ドメインのメールアドレスを作成する手順を解説しました。

シンレンタルサーバーで複数メールを作成するなら、一括登録機能が便利です。

メールアドレスを作成したら、迷惑メール対策の送信ドメイン認証(DKIM, DMARC)の設定も行いましょう。

シンレンタルサーバーでは、迷惑メールフィルター設定やメール振り分け機能も充実しています。

さらにサーバー契約をすると独自ドメインが無料で取得できる特典があります。

シンレンタルサーバーには10日間の無料お試し期間がありますので、気になった方はぜひ試してみてください。

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