CPIの共用レンタルサーバー「シェアードプラン」 は申し込み時期によってプラン内容(サーバー仕様)が違います。
CPIシェアードプランの最新プランは「ビジネススタンダード」です。それ以前は
- SV-Basic
- ACE01_2015
- ACE01_2011
- ZZ-01
- Z-1~Z-5...
というプラン名で、サーバーの仕様にも違いがあります。
ここでは最新のプランではなく「ACE01」プランでSSH接続する手順となります。
関連記事最新ビジネススタンダードでは全てのドメインで無料独自SSLが使えるようになりました
実体験中・法人向けレンタルサーバー、CPIシェアードプランの機能を解説
CPIでSSH接続する方法
CPIへのSSH接続で必要な情報
SSH接続に必要な情報は、ウェブコントロールパネルにログインすると確認できます。SSHのその他の設定もこのウェブコントロールパネルから行います。
ホスト名 | WEBサーバ名 | 画像 ② |
ユーザー名 | ユーザID | 画像 ① |
ポート番号 | 公開サイト:10399 / テストサイト:10398 | |
認証方式 | 鍵認証 |
ポート番号は
公開サイト用設定>お客様情報 > プログラムのパスとサーバの情報
から確認できます。
鍵ペア作成を作成する
公開サイト用設定 > SSH利用開始・利用停止から行います。
秘密鍵ファイル名(必須)、パスフレーズ、コメントを入力して【作成する】ボタンをクリックすると、鍵ペア(秘密鍵と公開鍵)が作成されます。パスフレーズとコメントは任意です。
秘密鍵ファイル名(必須) | 例)id_rsa |
パスフレーズ | 5文字以上50文字以内の 半角英数および記号 _#@.,+-;:$%&!= 」 |
コメント | 任意 |
作成した鍵ペアを作成すると、秘密鍵ファイルのダウンロードできます。任意の場所に秘密鍵ファイルを保存します。
公開鍵は複数登録が可能です。またローカルで作成した公開鍵をサーバーに登録することもできます。
Macで秘密鍵を設置する
ターミナルを起動してダウンロードした秘密鍵をsshフォルダに設置します。
ここではデスクトップに保存した秘密鍵ファイル(id_rsa)を.sshディレクトリに移動させます。
mv ~/Desktop/id_rsa ~/.ssh/
.sshディレクトリに移動します。
cd ~/.ssh
id_rsaファイルがあるか確認します。
ls -la
id_rsaファイルのパーミッションを600に変更します。(そのままだとUNPROTECTED PRIVATE KEY FILE!と怒られてしまうので)
Permissions 0644 for '/Users/ユーザ/.ssh/id_rsa' are too open.
It is required that your private key files are NOT accessible by others.
644から600に変更
chmod 600 id_rsa
SSH接続
ssh -p (ポート番号) -l (ウェブサーバユーザ ID) (ウェブサーバー名) -i(公開鍵ファイル)
今回の場合は
ssh -p 10399 -l a21***** aa***.secure.ne.jp -i ~/.ssh/id_rsa
パスフレーズを設定している場合は、入力を求められるので設定したパスフレーズを入力します。
Enter passphrase for key '/Users/ユーザ/.ssh/cpirerise':
configファイルを作成して接続する
.sshディレクトリにconfigファイルを作成して接続が簡単になります。
Host 任意の名前
User ユーザー名
Port ポート番号
HostName サーバー名
TCPKeepAlive yes
identitiesonly yes
identityfile 秘密鍵ファイルの場所
パスフレーズを設定していた場合は、入力ダイアログが表示されるのでパスフレーズを入力すると、~/.ssh/config ファイルに記述したサーバーにSSH接続できます。
CPIサーバーにSFTP接続する
コマンドプロンプトでの操作は中々慣れない、難しいと感じる場合は、SFTP(SSH File Transfer Protocol)での接続もできます。
CPIでのSFTP接続はSSHの情報ではアクセスできません。
SFTP接続に必要な情報
サーバ(ホスト名) | ウェブサーバー名またはIPアドレス(※1) |
ユーザ名 | FTPアカウント |
パスワード | FTPパスワード |
ポート番号 | SFTP接続ポート番号(※2) |
(※1)接続サーバーはサーバー環境によってウェブサーバー名かIPアドレスのどちらかを入力します。
(※2)SFTP接続のポート番号は以下に記載があります。
公開サイト用設定>お客様情報 > プログラムのパスとサーバの情報
CPIではSSH情報でSFTP接続できないので注意しましょう。また接続サーバーの値も収容ウェブサーバーによって違うのでチェックが必要です。
CPIのSSH/SFTP接続
CPIのACE01プランではTLS1.0までしか対応していないのでFTPクライアントやメールソフトでSSL接続できないことがあります。(他のプランは未検証)
やはりFTPではユーザー名やパスワードなどの情報は一切暗号化されないため盗聴の危険性があるので避けたいです。
そのような時にはSFTPで接続しましょう。
CPIの共有サーバーは月額3800円(税込4180円)の1プラン。法人利用が90%でビジネスで必要な機能が全て揃っています。専用のWordPress移行プラグインもリリースされてサーバ移転も簡単に。